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鳶水雲

里のひと:鳶水雲
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描いた絵や撮った写真を置いて
おいたり、思ったことを長々と
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ところです。

Twitterもやっております。pixivIDは1540411。
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深まる秋の色とともに
毎日毎日うだるような暑さが続いていますね!7月っていつもこんなに暑かったかな…なんて思ってたら125年ぶりの暑さだとか。30度を超えるのはまあ夏ですしアリかな、と思いますがこう何日もだと流石に参るんですけど!昨日今日はそれほどでもありませんでしたがなんなんすか昨日の雨は…。ちょっと呆気にとられちゃったよね。そろそろ札幌の夏らしい気温と気候が恋しいところですが、来週の予報を見る限りではだいぶ落ち着いてきそうなのでちょっと安心。パッとはしてませんけどね!とりあえずこの隙にブログは更新しておきますよ!
今回の更新は10月後半分!ついに石狩エリアからは完全に離れ、近所の公園や西岡の水源池などで撮った写真です!


最初は10月15日に近所の公園へ出かけてみた時の分から。
着いてまず発見したのはビンズイ。最後に見たのはさらに前の年の5月だったのでかなり久々の出遭いでした。その時見たのも円山や旭山の記念公園といった山の方だったのでこんな場所にいるのが意外に感じられましたが、渡りの時期は平地の公園でも見られるものなんですね。
ビンズイ


散策を続けていると目の前に何かが降りてくるのが見え、色と大きさから最初はキジバトかな、と思いましたが一応カメラを向けて撮ってみると…。!?えぇっ!?ヤ…ヤマシギ!?すげーこんなところでヤマシギを見ることになろうとは…。公園内でもやはりこういう斜面のあるところが落ち着くんでしょうね。初見でしたししばし興奮しながらその様子を観察していると、丘の向こう側へ飛んでいきそのまま見失っていましました。
ヤマシギ


チッ、チッと地鳴きが聞こえた先ではアオジが2羽。
この時期は冬羽なので判別しづらいですがこれはメス…かな。
アオジのメス


そのアオジの中に紛れて採餌していたのはカシラダカ。渡りの時期であろうともカシラダカもまた平地にいるイメージがありませんでしたし、アオジと似てるので危うく見過ごすところでした。
カシラダカのメスかな


昼過ぎにはハイマツの中でなにやらゴソゴソと鳥の気配。もしやと思い枝の隙間から撮れたのを確認してみると…うおぉっ…!コマドリ…!ドキドキしながらその後手前に出てきてくれたところでようやく枝被りのない写真が撮れました。口角が肌色をしているため幼鳥かとも思いましたがこの時期の幼鳥…つまりこの年に生まれた個体であればここまでオレンジ色が出ないためメスの成鳥と判断しました。どうやらコマドリは成鳥でも口角が肌色の個体もいるようなのでそのタイプなんじゃないかなと。
コマドリのメス


それからは暗い林床を好むという習性全開で全然明るみに出てこず載せられるのはこの夕日に照らされた1枚くらい。でも秋にまた見られてよかった。
コマドリのメス



ここからは次の日の16日に撮った写真。
前日にコマドリを発見している上この日は朝から晴れの予報…ということでワクワクしながらまた近所の公園へ。さっそくハイマツの中を潜行する鳥影を捉えたので出てくるのを待つと…あ…あれ?お前さんは…ヤブサメじゃん!
ヤブサメ


まあコマドリもそのうち出てくるだろうととりあえず公園内を軽く散策。すると朝日に照らされたマミチャジナイを発見。雨覆の先端がちょっと白っぽく見えますがたぶん光の加減によるものかと思われるのでメスの成鳥かな。
マミチャジナイのメス


それからは再びコマドリの登場を期待してハイマツ前で待機。
その間しばしば出てきてくれるヤブサメを撮影することに。
ヤブサメ


この年の初夏にはほとんどヤブサメの写真は撮っていなかったのでこれはこれでいい機会。地味な体色の上その名の通り藪のような薄暗い場所を好むためあまり進んで撮られることのないイメージですが、小さくてかわいいですしこうして出てきてくれるのであれば撮っておきたい鳥です。
ヤブサメ


昇りきらない朝日がいい感じにフォトジェニックにしてくれます。
じっくり撮影するにはバッチリの時間帯。
ヤブサメ


背景のボケ加減がステキ。なんか右にタテにキャッチコピー的なものを入れたい。
ヤブサメ


上もそうですがちょいちょい正面顔が撮れました。かわいい。
ヤブサメ


時たまハイマツから少し離れ餌を取りにきます。
ヤブサメ


で、また引っ込む。基本はやっぱりマツの下。
ヤブサメ


そしてアタマをよぎる「もしかしてもうコマドリいないんじゃ…」という予感。
まあそれはそれでってことでよりよいヤブサメ写真の撮影を続行することに。
ヤブサメ


このあたりでハイマツから笹薮へ移動し採餌していました。名前が名前ですからね、やっぱ笹藪の中にいたほうがヤブサメらしい。ただ藪を辞書で引くと草や低木、竹などが生い茂っているところとあるのでハイマツの下にいるのも藪の中と言えるみたい。
ヤブサメ


脚がよく目立つ一枚。この脚がニガテ…という意見を主に女性から聞くことがありますがわからなくはないです。特にこのように肉色をしているとよりリアルないきもの感に襲われるかも。でも自分的にはここカッコいいポイントなんだよなー。ただこの写真に限って言えばちょっとコワいね。
ヤブサメ


日も昇ってきてだいぶ明るくなってきました。ヤブサメもまだまだ採餌中。
ヤブサメ



ヤブサメ


光線状態や構図で言えばコレがこの日一番のヤブサメ写真かな。体や目の光の当たり加減が朝日の柔らかい感じがよく出てる。ボケきらない背景も笹薮であることがわかるので生態も一緒に表せてかえって効果的になってるんじゃないでしょうか。
ヤブサメ


その後は向こうにコマドリが移動していないかと知り合いの方のクルマに乗っけてもらい豊平の公園へ。コマドリの姿はありませんでしたが、シロハラがイチイの木に来ていました。こちらも朝のマミチャジナイ同様、雨覆の先端に白斑がないので立派なメスの成鳥かと思われます。
シロハラのメス


さらに公園内でお会いした方から遊水地にコウノトリが来ているとの情報を頂き、じゃあ行ってみようかと再び知り合いの方のクルマに乗っけてもらい札幌から少し南へ下り、千歳の遊水地へ。到着するとたくさんクルマが留まっており、カメラマンたちの砲列の先にコウノトリを発見。
コウノトリ


コウノトリは昔は全国的に分布していたようですが1971年に野生での個体が絶滅し、現在は人工繁殖で育った個体が兵庫県豊岡市を中心に100羽ほどが野生で生息しているのみ。最近は鳥取県でのハンターの誤射が話題にもなりましたね。地球上での総数も約2000~3000羽と少なく、レッドリストでも絶滅危惧IA類に指定されています。このコは足輪が付いていないので国内で育ったものではなく大陸から渡ってきた個体のようでした。
コウノトリ


観察している間は水中の餌を探して右往左往しているのが主でしたが一度飛び上がったりも。自分一人の力では来れない場所だったので知り合いの方には本当に感謝です。ありがとうございました。
コウノトリ



続いては10月23日に西岡の水源池のある公園で撮ったもの。
森を通過する鳥たちがいないかと散策を始めたところ、まずアオジを発見。このコはメスかな。
アオジのメス


このコはくちばしの基部に黒みがあるのでオス。
全体的な色合いも夏羽の名残が色濃く残っています。
アオジのオス


散策を続けるとカシラダカも見つけました。紅葉がバックになってキレイ。
カシラダカのオス


同じ枝のほぼ同じ位置にまたカシラダカが留まりました…がさっきのコとは別個体。胸にピッと残っている黒色の羽毛が上のコにはありません。おそらくこの特徴はオスの第一回冬羽に見られるもの…なのではと思いますがイマイチ確証が得られないのでそこは参考程度にってことで。それにこのコは第一回冬羽にしては胸の茶色い羽毛がしっかりとあるのでどっちかというと成鳥っぽい。
カシラダカのオス


まだ10月だというのにマヒワの姿も見られました。自分が過去に遭遇した中でも最も早い。
こんな時期から飛来していることもあるんですね。
マヒワのメス


枯れ葉の中でまたもカシラダカを発見。
この日はあちこちで姿が見られたため、それに伴い写真も多めに。
カシラダカのオス…かな


こちらは胸や脇のこげ茶色の色合いも濃く、耳羽の周りが黒っぽいためオスの成鳥の冬羽…かな。冬羽のカシラダカの雌雄の判別は基本的に困難とされていますが、後者の耳羽周辺が黒っぽいかそうでないかという点はある程度の判断材料にはなると思われます。
カシラダカのオス


オオアカゲラのオスとも遭遇。7月に見たのが最後ですがこれまでのスパンを考えるとわりかし早めの再会。出遭えるとやっぱ嬉しいですね。
オオアカゲラのオス


キツツキ類ですしタテの構図でも。
紅葉も少し入れられました。
オオアカゲラのオス


さらに画角に対する紅葉率がより高いものも。これで夏のオオアカゲラ、秋のオオアカゲラと撮れたので残りは冬と春ですね。冬はまだしも春は難易度高そう。
オオアカゲラのオス


突然小鳥の小群が飛んできたのでどちらさんかと思ったらアトリの群れでした。しかし自分のすぐ上に飛んできたのでかえって写しづらいという事態に。モロ空抜けであんまいい写真ではないですが記録も兼ねて載っけときます。
アトリのメス


14時を回りそろそろ鳥たちの活動が活発化する時間になった頃、カシラダカが20~30羽くらいの群れで密集してる場所を発見。このコは耳羽の周りがそれほど黒くないのでメスでしょうか。
カシラダカのメス


一つの枝に2羽留まったりも。左がオスで右がメス…かな。
カシラダカのオスとメス


付近でジュルリジュルリと声がしたので辺りを見回すとシマエナガを発見。
まだ秋なのでふわもこ状態ではありませんがそれでもかわいい。
シマエナガ


カシラダカは依然たくさん見られたのでドンドン撮影。このコはメスと思われますが胸にちょっと黒みがあるのでオスの第一回冬羽かも。メスと若いオスの識別は特にムズかしいんですよね…。
カシラダカのメス…かな


先程留まっていたところにまたカシラダカが。上の写真でも似たようなことが起こってましたがなんなんだろ。留まるポイントの好みは全カシラダカ共通なのだろうか…。
カシラダカのオス


もこもこしてかわいかったので振り向き差分。
こっちは枝が煩雑ですがバックの黄色はより鮮やか。
カシラダカのオス


これもかわいくて没にできなかったのでちょっとだけ横向いたとこも。
耳羽周辺に加え、冠羽も黒っぽいのでオスということで。
カシラダカのオス


帰り際に木道を通っていたら目の前にも降りてきてくれました。耳羽の黒みに胸の黒斑、胸や脇の茶色い羽毛が細くまばらにしか見られないことからこのコはかなりオスの第一回冬羽の可能性が高そうです。
カシラダカのオス



最後は10月29日に近所の公園で撮った写真を一枚だけ。
ついにルリビタキが公園に戻ってきていました。
このコはオスの第2回夏羽ですね。春と同じく夕方に活発に動いていました。
ルリビタキのオス


9月あたりから公園や森などで徐々に見られ、10月も終わろうかという頃になってもまだまだ小鳥たちの渡りは続いていました。前半に載せたビンズイは撮って早々に姿が見られなくなってしまいましたし、カシラダカもヤマシギも午前中のごく短い時間にしか見られなかったので振り返ってみると労を惜しまず朝から散策を行うのは大切だなと再認識させられました。ていうかこの3種はてっきり渡りのときであっても公園に飛来するとは思っていなかったのでかなり意外でしたね。
コマドリはたった一日でいなくなってしまいましたが、秋もちゃんと来てくれるのがわかったのでその存在を確認できたのはデカかったかも。今度はオスが来てくれるといいなあ。
西岡での本命は実はミヤマホオジロだったのですがこの日は姿ナシ。まあそこは今年に期待ですね…ってもう3ヶ月くらいしかないじゃん!どうにか記事更新に充てる時間を確保せねば…。がんばります。

写真 | 21:10:09 | トラックバック(0) | コメント(0)
大きなマユミの木の中で
6月最後の週末というのにまたも天気は雨模様!うーんこんなにヒドい天気なのはこれまでにあっただろうかというレベル。土日になると崩れる、っていうのがなんともタチが悪いですよね…。未曾有の嫌がらせっぷり。マトモだったのって先週末くらいじゃないっすか?ほかの野鳥観察者のみなさんも今月は随分ヤキモキしたことと思います。これ6月だからまだいいですけど5月にこんなんだったらキレていいやつですよね。毎年雨が多い季節とはいえ、せめて土日どっちかは気を利かせてほしいんですけど!来年はお願いしますよ!
そんなグズグズ天気の中更新するのは10月前半に撮った写真!10月1日から10日までの間に北へ南へ出掛けた分をここで一気に載っけてしまいます!


まずは1日に石狩エリアで撮影したものから。マガンの小群が目の前を飛んでいきました。
若鳥が多めですが先頭のコは成鳥っぽいですね。
マガン


少し進んだ先の電柱の上にはノスリを発見。
逆光気味でわかりづらいですが虹彩が黄色っぽいので幼鳥のようです。
ノスリの幼鳥


近くの電柱にももう1羽ノスリが。こちらは虹彩が茶色っぽい暗色なので成鳥。この周辺では頻繁にノスリを目撃するのでおそらく…ですが渡りの途中の個体ではなくここらで暮らしているノスリなのかもしれません。
ノスリ


そこから一気に石狩川河口へ。
この日もあまりシギ・チドリの類の姿は見られずメダイチドリの幼鳥が1羽いたのみでした。
メダイチドリの幼鳥


10月に単独行動…群れからはぐれて後を追いかけてる最中…とかかな。この年は成鳥をじっくり撮ることはあっても幼鳥はしっかり撮ってきていなかったのでこれはこれでいい機会。
メダイチドリの幼鳥


はまなすの丘公園付近ではホオアカのメスを発見。大多数はすでに渡っていると思われますが、ノビタキやオオジュリンに比べホオアカは秋が深まってもポツポツと残っているのが体感的な印象。
ホオアカのメス


そこからは少し離れた別の場所で鳥の気配がないか探していると久しぶりに聞き覚えのある声が。こんな季節にこの場所でですか…と思いながら声の主を探していると木々の葉の間からその姿を発見。クマゲラのメスです。
クマゲラのメス


これまでは円山エリア、そして冬に姿を見ていたのでこうして緑の中にいるクマゲラはなんとも新鮮。明るい背景で被写体は葉が揺れ動いて日陰になったり日が当たったりというシチュエーションのためかカメラ内の設定がコロコロ変わって撮影には苦労させられましたが、チマチマ設定を調節してどうにか撮ることができました。
クマゲラのメス


石狩でクマゲラ、という組み合わせは全く馴染みのないものでもなく前の年の11月にも別の場所で撮っていますし、同じ日にここのすぐ近くでも鳴き声を聞いていたんですよね。やっぱりこのへんで暮らしているクマゲラがいるのでしょう。うーんやっぱり石狩のポテンシャルはスゴい。
クマゲラのメス


一心不乱に木を突き、15分ほどここに留まっていたので色々な表情を見せてくれました。ていうかまだ10月だしつついて探さなきゃないほどムシがいないようには思えないんですけど…。意外とこのくらいの時期からムシもいなくなるのかな。
クマゲラのメス


採餌を終えた後もしばらく林の中から声や気配はしていましたが姿は確認できず。上の写真も葉の間からどうにか見えるというレベルだったので…。逆によく抜ける位置にいてくれたよっていうくらい。その直前に撮ったこの写真が最後の姿となりました。
クマゲラのメス


近くの溜め池も覗いてみると、なにかがやたらヒュンヒュン飛んでいる。あれは…アジサシ…!?にしてはおなかが黒い…ってことは…クロハラアジサシかハジロクロハラアジサシ…あとはハシグロクロハラアジサシ…とか!?
挑戦者が現れました


などと空を見上げているとミサゴも飛来。メスっぽい。この直後に付近に潜んでいたと思われるハイタカにちょっかいをかけられていました。うーんもう少しファインダーで追っておくべきだった…。
ミサゴのたぶんメス


アジサシ的な群れは常に池の周りを飛んでいるわけではなく、たまにやってきて採餌しているようす。また戻ってきたところをそれなりの大きさで撮れました。あとで図鑑を確認してみるとクロハラアジサシ…のハズ。その中でもこのコは第一回冬羽っぽい。上で挙げた俗に沼アジサシ類と呼ばれるクロハラアジサシ属3種は成鳥の夏羽であれば識別は容易なのですが観察される個体は幼鳥であったり夏羽から冬羽への移行中だったりするコがほとんどで、そうなると3種の識別はかなり困難を極めるんですよね…。ハシグロクロハラアジサシは日本で見られることはまれのようなのでよほど疑わしくない限りは候補から除外するにしても、クロハラアジサシとハジロクロハラアジサシの識別は避けては通れない道。
クロハラアジサシの幼鳥


こちらは成鳥夏羽から冬羽へ移行中の個体。ごま塩頭とおなかに残る黒い羽毛からそう判断しました。ただのアジサシとの大きな違いは尾羽。アジサシは深く切れ込んだ燕尾であるのに対し、クロハラアジサシは角尾に近く広げるとこのように円尾に見えます。
クロハラアジサシ


サカナを捕まえたところ。
少しシャッタースピードが足りませんでしたがせっかくなので載っけておきます。
クロハラアジサシ


こちらも夏羽から冬羽へ移行しているコ。くちばしの先端に赤紫味が見られるのもわかるかと。これはクロハラアジサシにのみ見られる特徴なのでここが確認できればクロハラアジサシで間違いない…ハズです。
クロハラアジサシ


日暮れギリギリまで撮影したのち池を離れてすぐ、ノスリの幼鳥に遭遇。
やけにおめめがクリクリなコ。
ノスリの幼鳥



続いて次の日の10月2日に撮った写真です。
前日は昼過ぎからの撮影だったことやその前日の夜に北海道野鳥図鑑を確認するとクロハラアジサシが観察難易度MAXの星4つだったのを知ったこともあり、また飛んでいないかと再び溜め池へ。途中前日の最後にノスリを見た場所のすぐ近くでまたもノスリを発見。その時のコは幼鳥でしたが今回は成鳥のようです。
ノスリ


溜め池に着いてすぐにクロハラアジサシの姿が見えおぉっ、とテンションが上がりましたが…やけに姿が少ない。ていうか2羽しか飛んでない。前日は20~30羽の群れでしたが大多数は去ってしまったのかほとんど姿がありませんでした。この日も常に周りを飛んでいるわけではなくたまに来る程度、そしてそれが2羽ともなると数撃ちゃ当たるの戦法も取れず撮影のチャンスはぐっと減り、載せられるのはこの1枚くらい。あまりの効率の悪さから午前中で帰ってきてしまいました。
クロハラアジサシ


ミサゴはこの日も出現。前日と同じコかな。
翼上面の白い羽縁が確認できますし幼鳥ですね。
ミサゴのたぶんメス


上の写真の直後に飛び込んだのですがその瞬間はモノにできず。ていうか手前に草がけっこうあったんでどっちにしてもあんまいい画にはならなかった気も…。ひとの多さゆえ春に屯田方面でミサゴの飛び込みを狙うこともこれまでなかったのですが…けっこうムズそうっすね。狩りは残念ながら失敗したようで、周りを旋回したのちに去っていきました。
ミサゴのたぶんメス


午後からは近所の公園へ。すると数人のカメラマンがおり話を聞いてみるとムギマキが来ているとのこと。するとツリバナにそれらしき鳥が飛んできたのでカメラを向けてみると…おっムギマキ!…うーんムギマ…キ?
ムギマキ…なのかな…


どうやらツリバナの種がお目当てのようす。
しかしこれはムギマキではなくキビタキなのでは…と思いながら撮影を続けます。
ムギマキ…なのかな…


キビタキもムギマキも親戚同士みたいなもので、この第一回冬羽の時期は両種の識別はかなりアタマを悩ませます。自分もムギマキの第一回冬羽はまだ見たことがないのでこの時点ではハッキリしませんでしたし、図鑑だけでなくネットでいくら調べてもムギマキの第一回冬羽とハッキリ断定できるような写真は出てこずその時点では答えが出なかったのですがさらに調べてみるとBIRDERという雑誌の2015年5月号に載っているとの記述を発見。BIRDERはたまに買っていた雑誌ですしバックナンバーがたくさん置いてある本屋も知っていたので在庫があるか行ってみるとまだ残っていたので早速購入し確認すると、ムギマキは雨覆の2本の翼帯が明瞭な白色であるのに対し、キビタキはバフ色もしくは褐色、とありました。この写真は特にハッキリ雨覆が写っていますが、翼帯の2本のラインは典型的な第一回冬羽のキビタキの特徴が見て取れます。…ということでこのコはムギマキではなくキビタキ…と自分の中では結論づけました。まあ実はムギマキでした、なんてオチも無きにしもあらずですが現段階では明瞭な2本の白色の翼帯が確認できない限りはこのタイプの幼鳥はキビタキとすることとしようかなと。ていうかごめんね長いね。
キビタキの幼鳥


そんなキビタキの幼鳥…であろうコはあまり頻繁に出てきてくれない状況が続いていましたが、夕方近くになると活発に採餌を始めよく姿を見せてくれました。こうして後でキビタキなのかムギマキなのか調べておきたかったというイミでもちゃんとその姿を収めておけてよかったです。
キビタキの幼鳥



以下からは10月8日に撮ったものになります。
はじめは西岡の水源池のある公園へ行ってみると、木道でキバシリを発見。
キバシリ


アオジの渡りもこの頃がピークだったようで、草むらからはしきりにアオジっぽい地鳴きが。
何羽かは目に見えるところに飛び出してきました。
アオジのメス


上の写真のコもこのコもメスっぽいですし、ほかに見かけたどのコもメスばかりだったのはなぜなのだろう、と思いましたがこれってもしや…と調べてみるとやはりオスも冬羽になるとメスに酷似するとのこと。この時期のアオジはくちばし付近が黒っぽくなっているかどうかで雌雄の判別ができるようなので、それに則って判断すると若干黒みのあるこのコはオスっぽい。上のコは黒みが見られないのでメスっぽい。ちなみにオスの夏羽のカオの黒みは摩耗によるものとのこと。この状態からだんだん摩耗していくことであのおなじみのオスのカオになるんですね。
アオジのオス


しかし西岡の水源池のある公園はほかの鳥の出がさっぱりだったので、久しぶりに森林の研究をしてそうなところへ。するとマユミの木に向かってカメラを向けているひとが数人いたので話を聞いてみるとムギマキが来ているとのこと。今度もまた紛らわしいコじゃないよね…と思いながら飛んで来るのを待っていると…おっ来た!これは…ムギマキ!まごうことなきムギマキ!
ムギマキのオス


眉斑が確認できるのでオスであることは間違いないのですが、春に見たムギマキに比べてどうも色が薄い。こちらも調べてみるとムギマキが完全な成鳥の羽衣になるまでには4年かかるといわれているそうなので、この黒っぽさなら第三回夏羽…ってなことろでしょうか。
ムギマキのオス


基本木の外側ではなく中に入り込んでしまうためまー暗いのなんのって。晴れていれば幾分かマシなんですが曇り空で木の中、というシチュエーションは撮影に苦労させられました。
ムギマキのオス


これなんかは少し明るめに撮れてます。
枝被りもないスッキリとした場所に留まってくれたので画自体はなかなかいい感じ。
ムギマキのオス


まるっところっとしたりも。かわいい。ていうかオジロビタキみたい。やはりどちらも同じキビタキ属ということで仕草も似ているんでしょうか。撮る側としては明るい木の外側に出てきてほしい気持ちもありますが木の中にいるほうがやはり落ち着くようでリラックスしている様子がしばしば見て取れました。そういう瞬間を撮ったほうがムギマキの可愛らしさもより感じられますし、木の外側で外的要因によるプレッシャーを感じているのがわかる写真よりはずっと健全かなと。まあ外側でまったりしてくれるのに越したことはないんですけど。
ムギマキのオス


一度マユミの木に入ってピンク色の実から出てきた種を食べたあと、近くのイチイの木に戻るのを繰り返していたようでした。針葉樹を隠れ場所にするのはムギマキも同じのようです。
ムギマキのオス


上の写真は葉の間から外の光が入って空抜けと同じ条件になり露出の調整もムズかしくなるため、曇天でもかえって光が差し込まない位置から撮ったほうがよかったり。ムギマキの色がしっかり出ていますね。
ムギマキのオス


オスだけではなくメスの姿もありました。このコが飛んできたときの周囲の関心の無さといったら…。いやまあ地味なのはわかりますけどね?一見すると眉斑らしきものもあるように見えますがハッキリしませんし喉元から胸のオレンジ色味も薄く、別写真では尾羽基部外側の白斑も見られなかったのでメスで大丈夫かなと。第一回夏羽くらいかな。こんな感じで後々雌雄や年齢の判別を行うためにももう少し撮っておきたかったんですがオスに比べてあんまし出もよくなく掲載レベルのものはこの日はこれ1枚のみに。
ムギマキのメス


そんなメスとは対照的にそこそこ飛んできてくれたオス。あっやっぱうん、キレイっすね。
バックにマユミの実のピンク色が入るのもまたキレイ。
ムギマキのオス


振り向いたので構図を変えて。上にあるようにこの日は曇天だったため昼過ぎには切り上げて帰ってきましたが、その間ほぼムギマキに費やした一日になりました。
ムギマキのオス



ここからは次の日の10月9日に撮った写真。
予報は曇りだったためとりあえず近所の公園の様子を見に行ってみるとチュッ、チュッ、と鳴きながらなにやらカラスと揉めてる中くらいの鳥の姿が。えぇっ!?ハイタカ!?こんなところにまで現れるとは…。カラスに気を取られている間に葉の間からこっそりと撮影。
ハイタカのメス


しかしこれでは小鳥はいないししばらく来ないだろうとさっさと帰宅。すると予報に反し昼から晴れてきたので豊平の公園へ。たぶんいるんじゃないかなと水辺でじっと待っていると…おっ来た!コマドリ!カオのオレンジ色味も薄く、胸の灰色の部分との境が不明瞭なためメス。
コマドリのメス


岩場のあたりをちょこちょこ動き回っていましたがついに水辺へ。やたら暗い場所でISO感度もできれば使いたくない3200、露出もマイナスに一段補正をかけてようやくシャッタースピードが1/60という前日に引き続いてまたも光量に悩まされる条件下での撮影でしたが運よくバシッとブレなく撮れてました。ちょっとノイズは多いけどね。
コマドリのメス


さらに水浴びを開始。おぉーっ。ここでもブレずに撮れてるのがありました。両足も使って手ブレを最小限に抑える努力をしたのもイミがあったみたいっすね。あとここ苔むした岩やら水面への葉の緑の映り込みやらですげーキレイなシチュエーションなのでそれらも意識した画で載っけときます。
コマドリのメス


水浴び後も何度か来てくれましたが暗い岩場だったり時間的に逆光気味だったりで上の写真ほどいい画はなかなか撮れませんでした。そりゃまあこの日にアレ以上のものはなかなかね。昼食をとった後で初めは少し行くのを迷ってたんですがコマドリに遭えたので結果的に正解だったと言えるんじゃないでしょうか。さらに帰りには豊平川でアカエリヒレアシシギの幼鳥を見かけたりも。遠かった上に露出をミスってたのでここでは文章のみでの報告に留めますが、こちらもモロ渡りの途中というような場所での遭遇でした。
コマドリのメス



では最後に10月10日の写真を掲載。
どうも2日前の場所でまだムギマキがいるとのことだったので、午後から晴れという予報にも期待しつつ再度森林の研究をしてそうな所へ。着いてすぐにマユミの木にムギマキが飛んできました。
ムギマキのメス


このコは眉斑が見られないのでメス。色合い的に第二回夏羽くらいでしょうか。
ちょうどこの時間は日が差していたのでカオに光が。よしよしこのままお願いしますよ太陽。
ムギマキのメス


くるっと向きを変えました。
尾羽の基部も見えて白斑がないことも確認でき、この点からもメスだとわかります。
ムギマキのメス


ていうかこのタイプのムギマキは2日前にはいなかったハズ…。
どうやらここのムギマキは数日の間に個体が入れ替わっていたみたいです。
ムギマキのメス


メスだけでなくオスもいました…がこのコも2日前にいたオスじゃない。眉斑はあるけど明らかに薄い。でもこのくらいまでカオや背中が灰色がかってるのなら2日前のコ同様第三回夏羽…かな。
ムギマキのオス


前回はメスを全然撮れていなかったのでこの日は積極的にメスを撮影。
まだ若いというのもありますが、やはりオスより色合いがずっと淡いですね。
ムギマキのメス


曇ってたので普段は使うのを控えていたISO感度3200も試験的に使ってみました。
ある程度の光量があれば3200といえどノイズはあまり気にならないかも。
ムギマキのメス


これもISO感度3200で撮影したもの。
思った以上にキレイに撮れてます。なんだ割と使えるレベルなんじゃん3200。
ムギマキのメス


モチロンオスも撮ってます。周りの葉の緑とマユミの実のピンクの前ボケ加減でわかるかと思いますがどうにか抜ける隙間から必死に撮ってました。
ムギマキのオス


今度は手前の枝が煩わしい…ですが尾羽基部外側の白斑がハッキリわかりますね。下尾筒の白色に比べても明らかに目立つ。うっすらある眉斑と一緒にこのコがオスであることを裏付ける、というイミではけっこう大事な一枚。
ムギマキのオス


ISO感度を高めても状況によってはさほど問題ないことがわかりましたが、やはり少しでもノイズのない写真にしたかったのでまたしばらくISO感度800で撮影に挑戦。手ブレ写真を量産しましたが数撃ちゃ当たるということでこうしてブレのないものも。シャッタースピードは1/40と立ちながらではなかなかキビしめな速度。ここ背景も悪くないしいいポーズも取ってくれてたんで撮れててよかった。
ムギマキのメス


マユミの実が高密度で付いてる場所は手前も奥もピンクが入ってキレイ。
その分枝も写り込んできたりと抜ける位置を探すのも大変です。
ムギマキのメス


予報に反して午後になっても曇り空、あげく途中からは雨が降り出したりもしましたが一時的なものだったので木陰で雨宿りをしながらの撮影でした。ちょっと驚いたのはこの日もムギマキは採餌の時以外はイチイの木の中に戻っていたのですが、カメラマンの一部はそのイチイの木で雨宿りをしてその後も木の下に留まっていました。う~~んそれってアリっすか?いや~~~ナシのような気がするような。あんまりグチっぽくなるのもアレなんでこの件に関してはこれ以上は控えますが、それ以降ムギマキは少し離れたイチイに飛んでいってました、とだけ。
ムギマキのメス


晴れ間も見えず日暮れの時間に近付くにつれシャッタースピードも落ちていき、10人以上はいたカメラマンも数人になってきたのでそろそろ自分も帰ろうとした頃、ついにムギマキが外側のマユミの実に留まりました。しかもオス!活動が少し活発になってくる時間帯というのもあったのかも。最後の最後で撮りたかった画が撮れました…が…こんなにムシがいたんですね。カメムシのなかまかな。あっ「なかまかな」って下から読んでも「なかまかな」ですね。まだちょっと後ろ髪を引かれる感じもありましたが、この一枚も撮れたしと自分を納得させて帰りました。
ムギマキのオス


10月前半はこうして細かい識別に苦労させられた鳥たちが多い印象でした。クロハラアジサシ属3種についてはそもそもアジサシそのものを今までほとんど見てきたことがなかったというのがなにより大きいと思います。ただ池の周りを飛び交う光景は圧巻でしたね。ショウドウツバメやイワツバメで似たような状況はありましたが、そのコらに比べて倍くらい大きいですし水面へのダイブもあったのでまー面白い。年変動はあるかと思いますがまだまだクロハラアジサシの写真は撮ってみたいので今年も10月近くになったら池付近を注意して見てみようと思います。
ふわっとしか触れていませんがアオジの冬羽の件も今回のことがあって初めて知りました。ていうかこの記事作りを始めてから知ったので先週くらいまでは知らなかったという…。特徴としてはノビタキの第一回冬羽にそっくりですね。
そして最もアタマを悩ませたのはムギマキ関連。一体どれくらい時間をかけたことやら…。第一回冬羽についてはBIRDERを参考資料として購入しましたが、それ以降の羽衣の変化についてはさらに図鑑をもう一冊買い足しました。ネットで調べてもけっこう書かれてることがまちまちですし、手持ちの図鑑が全て正しいものとも限らないのでやはりここからはもっともっと自分の目で見て判別する経験を重ねていくことが重要になってくる気がします。
ムギマキと出遭えた事自体に関しては秋には初めてだったので嬉しかったですね、コマドリもそうなんですがホントに秋にも渡ってるんだな、と。この前の年以前には小鳥の秋の渡りはあまり見ていませんでしたし。秋の麦を蒔く頃に飛来する、という名前の由来を身をもって知れました。結局マユミの木の前に合計12時間くらいいたことになるのかな…。振り返ってみると木の中にいるのも悪くないっすね、むしろマユミの実がいい感じにボケるしかえってよかったかもしれません。でも今年も来てくれるのであれば晴れてる日にお願いしたいかな!

写真 | 16:43:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
シギとチドリを求めた果てに
あっという間に5月も終盤!森の緑もぐんぐんと生い茂り、早くも新緑から深緑へ変わっていこうとしています。到着が遅れるのではと思われた夏鳥たちはおおむね例年通り…と思われますが今年はどうも盛り上がりに欠けるというか、ちびちびと渡ってきては早々に姿を消してしまう傾向が強く、ホントにタイミングが合わないと出遭えないというハードモード気味な年だったように思います。そんな中でもどうにかこうにか鳥たちを見てこれてはいますが、今年の6月はピンポイント気味に色々調べがてら出掛けてみてもいいかなと思っています。森の方もまだ少し気になっているのでそちらも静寂が戻る最後の最後まで悔いのないよう動いていきますよ!
今回の記事は9月22日に石狩で、24日に近所の公園で撮ったものなど!題字もそんな感じなんですがシギ・チドリの類がメインの回は今回がラストとなります。


河川敷を移動中チュウヒがヒラヒラと飛んできました。
羽の色合いと虹彩が黄色い点から、この時期はあまり見られなくなる成鳥であることがわかります。
チュウヒのメス


問題になるのは雌雄の判別。白っぽければすぐにオスと分かるのですがこのコは地味な体色で色だけだとどちらとも取れるタイプ。しかしオスは次列風切に横斑が出るのでそれが見られないことからメスの成鳥と判断してもよさそうです。
チュウヒのメス


調整池へ着くとたくさんのアオアシシギが採餌の真っ最中。
この年はもうこのくらいの数の群れは来ないのかなと思っていたらようやく見られました。
アオアシシギの幼鳥たち


その中にアオアシシギとは少し違う感じのシギを発見。おっツルシギ!やっと遭えた!
調整池で例年見られるシギの中では一番見たかったシギなので嬉しい。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


基本的にアオアシシギと一緒に行動していました。大きさも近いしね。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


なにかを捕まえ飲み込む瞬間。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


胸をポリポリ。キレイなオレンジ色の脚が目立ちます。だんだん近付いてきてくれたんですがこの後なにかに驚いたのか池の中央付近へ飛んでいってしまいました。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


チュウダイサギもゆらりと動いて餌探し中。
くっきり浮かび上がった白い羽毛や照り返す濡れた脚がキレイ。
チュウダイサギ


ヘラサギもまだ4羽揃って滞在していました。丸一週間以上いるのは長いかも。
ヘラサギの幼鳥


餌を食べる瞬間。小魚かなにかかな。
ヘラサギの幼鳥


この日もそこそこ近くまで来てくれました。真ん中のコは大きめの餌を捕らえています。
ヘラサギの幼鳥


こちらもけっこう大きなサカナ。
もうここの水が抜かれてだいぶ経ちますが、まだこんなにサカナが残っているんですね。
ヘラサギの幼鳥


大きめのシギも1羽で休息しているのを発見。たぶんオグロシギかな。
オグロシギの幼鳥


そこからすぐに東埠頭へ移動。
するとこの間ダイゼンがいた場所にゴロンとしたなにかが。あ…あれは…。
挑戦者が現れました


いたー!ムナグロだ!ダイゼンと並んで見たかったチドリ科の鳥の一つについに遭えました。
ムナグロの幼鳥


すがたかたちはダイゼンにそっくりですが、ムナグロは黄色っぽい体色なのが特徴。
大きさもダイゼンに比べひとまわり小さめです。
ムナグロの幼鳥


背中側から見るとより黄色く見えます。
ちなみにこのコは幼鳥なのでその名の由来になっている胸の黒みは一切見られません。
ムナグロの幼鳥


木くずの中で。まるっとしててかわいい。
ムナグロの幼鳥


その近くではトウネンもお休み中。こちらもふわもこでかわいい。あと気持ちよさそう。
トウネンの幼鳥


そんな中先に来ていた方に「ヘラシギがいますよ」と声をかけられました。…え?今…なんと?ドキドキしながら注意深くトウネンの群れを1羽1羽見ていくと…うおぉーっ!マジだ!ヘラシギ!!!!
ヘラシギの幼鳥


その姿はトウネンよりも若干白っぽく、くちばしがヘラサギのようにヘラ状になっています。まさかこんなところで出遭えるなんて思ってなかったのでうっかり見過ごすところだった…。教えていただきありがとうございます。いやホントに。
ヘラシギの幼鳥


しかしムナグロもまた見たかった鳥だったのでどちらを撮ろうか迷う迷う。モチロン珍しさ的にはヘラシギ一択…なのですが上のように小休止中でしたし動き出すまではムナグロの撮影を行うことに。
ムナグロの幼鳥


ムナグロはあまり警戒心もなく近くで撮らせてくれました。黒くなる前の胸の模様もキレイですね。
ムナグロの幼鳥


しばらくするとヘラシギが行動を開始したので早速撮影に。くちばしを左右に振って採餌すると図鑑にはありますがヘラサギほど左右にも振らず、トウネンとあまり変わらないように見えました。
ヘラシギの幼鳥


しゃもじのような形状のヘラサギとは異なりヘラシギのくちばしは先端がひし形。
なぜこのようなカタチになったかはよくわかっていないそうです。
ヘラシギの幼鳥


カオを上げた瞬間。ここけっこうお気に入り。
ヘラシギの幼鳥


波しぶきといっしょに。
ヘラシギの幼鳥


採餌タイムが終わるとまた木くずのあるところまで戻ってひと休み。
ヘラシギの幼鳥


ここでヘラシギについて軽く解説しておくと、近年その数をみるみる減らしていきこの地球上での推定総個体数が140~480羽しかいないという大変に貴重なシギ。環境省のレッドリストにおいても文句ナシの最高レベル、絶滅危惧IA類に分類されています。上で自分がワーワー言ってたのもそうした状況下に置かれたシギなため。
ヘラシギの幼鳥


数を減らしている理由は中国など渡りの中継地の環境悪化のほか、中継地や越冬地での水鳥の非合法な狩猟にあると言われています。人工孵化や人工飼育も行われ始めているとはいえ、行く末が不安でなりません。
ヘラシギの幼鳥


そんなヘラシギもここ石狩ではまれですが何度か発見報告のある場所。去年も9月の10日に姿が見られているようですし、この年も8月10日に飛来していたようです。確かにお盆に浜辺を散策した時いつもより気持ちカメラマンが多い気がしたんですよね…。
ヘラシギの幼鳥


というわけでめったにお目にかかれないヘラシギの写真をいかずらずらと掲載。
ヘラシギの幼鳥


こっち向いててかつ瞬きの瞬間。かわいい。
ヘラシギの幼鳥


はじめは自分含め3人だけだったヘラシギ撮影者もどこでウワサを聞きつけたのか徐々に増え10人いないくらいに。ちょっとやりづらくなってきましたがズラッと砲列ができてもおかしくないのでそれに比べればずっとマシかな。
ヘラシギの幼鳥


再び採餌へ。採餌中はかなりすばしこく動き回るので地味に撮影難度は高めです。
ヘラシギの幼鳥


からの再度小休止。
ヘラシギの幼鳥


ふとムナグロに目をやるとダイゼンと並んでいました。
金銀カラーでなんか縁起よさそう。あ、ダイゼンも朝からいます。
ムナグロとダイゼンの幼鳥


というわけで一週間ぶりのダイゼン。
シギ・チドリの類はすぐに渡っていってしまうイメージですが結構長めの滞在ですね。
ダイゼンの幼鳥


ムナグロもふわもこ状態で木くずに埋まってました。
ムナグロの幼鳥


ダイゼンの奥をトコトコ。
かなりそっくりの両者ですが大きさはムナグロのほうがひとまわり小さいです。
ダイゼンとムナグロの幼鳥


また波打ち際へ繰り出していたのでヘラシギの元へ。流木がちょっとオシャレ。
ヘラシギの幼鳥


はじける水滴。
ヘラシギの幼鳥


このアングルだとくちばしがけっこう太めに見えます。
ヘラシギの幼鳥


そしていそいそと木くずのある方へ。
このように採餌に充てる時間はそう長くなく、こまめに休んでいました。
ヘラシギの幼鳥


今度は羽繕いを始めました。真っ白なおなかが印象的。
ヘラシギの幼鳥


カオもポリポリと。
ヘラシギの幼鳥


常に周りにはトウネンたちがいます。こうして見ればヘラシギが紛れてるのも少しはわかりやすいですが肉眼で漠然と見てるとまー気付かない。まさかいるとは思いませんし。
ヘラシギの幼鳥


トウネンも羽繕い。でもやっぱヘラシギにピント合わせちゃう。
ヘラシギの幼鳥


羽も広げてくれました。
ちょっとフレームアウトしてしまいましたが翼上面と翼下面がどんな感じかはわかるしいいかな。
ヘラシギの幼鳥


ちなみにこのコは幼鳥です。よく見ると羽もかなり摩耗していますね。
ヘラシギの幼鳥


白波を背景に。
ヘラシギの幼鳥


などと観察と撮影をしていたら周りのシギとチドリたちが一斉に飛び立ってしまいました。何かと思えばすぐにハヤブサが出現。うぅこのタイミングっすか…。その直前に撮ったこの写真がヘラシギの最後の姿となりました。
ヘラシギの幼鳥


こちらのムナグロも飛び立つ前に撮ったもの。
確かにしきりに上を見上げていたんですよね…。短い時間でしたが見られてよかった。
ムナグロの幼鳥


…と思ったら2分後に戻ってきました。早いなオイ!
まだ近くにいるかもしれないのに大丈夫なのかな…。
ムナグロの幼鳥


ダイゼンもいつの間にかしれっと同じような場所に。
よほどこの場所が気に入っているのでしょうか。
ダイゼンの幼鳥


脚を曲げすっかりどっしり居座りモード。まるまるとしてますしもう警戒はしてないようす。
ムナグロの幼鳥


ヘラシギももしかしたら…と淡い期待を抱いていましたがしばらく待ったのちに戻ってきたトウネンの群れの中にその姿はなく、雲も風も出てきたのでこの日はこれにて終了。なんとも幸福なひとときでしたが…どうかハヤブサにやられていませんように…。
ムナグロの幼鳥



以下からは24日に近所の公園で撮った写真!ですがその前に1枚だけ17日に豊平の公園で撮った写真を載っけておきます。時期的には前回の記事に持ってくるべきなんでしょうけどタイミング的にはここに持ってくるのがベストな気がしたので…。
この日はキビタキを1羽見つけたのですがあまり出てきてくれず天気も良くなかったのでこの1枚だけ撮って早々に帰宅。目の光の入り加減でなんかすごいかわいい表情に。
キビタキのオス


では24日分。そろそろこの公園にも本格的に鳥たちがやってきていないかと様子を見に行ってみると、木のてっぺんにオオルリがいるのを発見。
オオルリのオス


さらにもう1羽てっぺんに留まりました。あれは…今年生まれのオオルリだ!
オオルリの幼鳥


ツリバナの木の中にはメジロもいました。
この時期実が割れて出てくる種を目当てに飛んでくるようです。
メジロ


別のツリバナを見てみると…コサメビタキ…じゃない!エゾビタキ!初見!コサメビタキとは胸の縦斑が大きな識別点。こちらも種が目当てかと思いましたがどうやら種に集まるムシの方を食べに来ているようす。まさに食物連鎖の縮図。
エゾビタキ


コサメビタキも林の中を飛び回っていました。
そちらに気を取られている間に気が付くとエゾビタキを見失うという…。
コサメビタキ



その年に生まれてまだ羽だけが青いオオルリもあまり撮ったことがなかったので探していると枝に留まっているのを発見。しかし青い羽が見えるアングルではなかなか撮れません。
オオルリの幼鳥


こちらも悪くない場所に留まってくれたのですが…正面からでおなかしか見えません。
オオルリの幼鳥


それでもどうにかマツの木の中で休んでいるところを羽が見える角度で撮れました。
そうそうこういうの!この頃のオオルリも羽の青さが際立ってけっこう好きなんですよね。
オオルリの幼鳥


ツリバナの木の周りにはほかにも何羽か鳥たちが集まってきていました。
こちらはキビタキの幼鳥。上のオオルリ同様今年生まれのキビタキのようです。
キビタキの幼鳥


色づき始めたナナカマドの実をバックに。このコも喉元や胸に褐色味が見られるので幼鳥…まあ厳密に言うと第一回冬羽なんですが随分上のコとカオつきが変わって見えるのでもしかしたら別個体かも。背中のオリーブ色も薄めに見えますし。
キビタキの幼鳥


朝見かけた成鳥のオオルリも。
まだ林の中は木が茂って薄暗くシャッタースピードが上がりづらい中の撮影に。
オオルリのオス


昼過ぎには見失っていたエゾビタキをシラカバの木の上で再度発見。
エゾビタキ


トンボのフライングキャッチを見せてくれた直後で、羽繕いをするなどリラックスした様子でした。Grey-spotted Flycatcherという英名が付いているだけあります。そのまま撮ると空抜けになるので奥に木の葉が入る位置で撮影。
エゾビタキ


しばらくしたら針葉樹の先端へ降りてきてくれました。
エゾビタキ


雲が出てきていたため最初はテレコンを外して撮っていましたが同じ場所でじっとしていたのでテレコンを付けて撮影したりも。うんやっぱこれくらいの大きさで撮りたいよね。
エゾビタキ


この年の調整池もたくさんのシギ・チドリの類を観察することができた中、シーズンが終盤に入ったところでもアオアシシギの群れやツルシギといった見たかった光景を見ることができました。前者は特に自分の中でシギの群れを見てこそ秋、というような感覚でいるのでそんな風物詩的光景をこの年もちゃんと見られてよかったかなと。
そしてまあ今回の最大の収穫は…モチロンヘラシギですね。最後の最後まで浜辺へ繰り出した甲斐があったというものです。国内という範囲であればさらに観察されることが珍しいシギ・チドリの類は多々いますがヘラシギは世界的に希少なシギですからね。そのようなシギに運がよければ出遭えるうえ、そこが札幌から自転車で行けてしまう身近さという石狩はすげー場所だなあという思いがさらに強まりました。とりあえず今後は油断せず、注意してトウネンの群れを見ることにします。
森や公園にも鳥たちが戻ってきて観察する場所も徐々にそちらへの比重が増えてきますが、まだまだ秋にもたくさん野鳥を撮っていますのでまたこれからぼちぼち公開していけたらなと思います!今月は冒頭でも述べたようにハードモード気味な年で平日朝もムリヤリ出掛けるなど多少のムチャをして更新作業の時間をガツガツ奪われていきましたが、そろそろ鳥たちの渡りも落ち着いて来たのでこれくらい更新の間が空くことはもう…しばらくないんじゃないかなと…。ていうかもうないです!ないように努めますんで!しばらくは!てことでよろしくお願いします!

写真 | 18:07:31 | トラックバック(0) | コメント(0)
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