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鳶水雲

里のひと:鳶水雲
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描いた絵や撮った写真を置いて
おいたり、思ったことを長々と
述べたいときに記事が増える
ところです。

Twitterもやっております。pixivIDは1540411。
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シギとチドリを求めた果てに
あっという間に5月も終盤!森の緑もぐんぐんと生い茂り、早くも新緑から深緑へ変わっていこうとしています。到着が遅れるのではと思われた夏鳥たちはおおむね例年通り…と思われますが今年はどうも盛り上がりに欠けるというか、ちびちびと渡ってきては早々に姿を消してしまう傾向が強く、ホントにタイミングが合わないと出遭えないというハードモード気味な年だったように思います。そんな中でもどうにかこうにか鳥たちを見てこれてはいますが、今年の6月はピンポイント気味に色々調べがてら出掛けてみてもいいかなと思っています。森の方もまだ少し気になっているのでそちらも静寂が戻る最後の最後まで悔いのないよう動いていきますよ!
今回の記事は9月22日に石狩で、24日に近所の公園で撮ったものなど!題字もそんな感じなんですがシギ・チドリの類がメインの回は今回がラストとなります。


河川敷を移動中チュウヒがヒラヒラと飛んできました。
羽の色合いと虹彩が黄色い点から、この時期はあまり見られなくなる成鳥であることがわかります。
チュウヒのメス


問題になるのは雌雄の判別。白っぽければすぐにオスと分かるのですがこのコは地味な体色で色だけだとどちらとも取れるタイプ。しかしオスは次列風切に横斑が出るのでそれが見られないことからメスの成鳥と判断してもよさそうです。
チュウヒのメス


調整池へ着くとたくさんのアオアシシギが採餌の真っ最中。
この年はもうこのくらいの数の群れは来ないのかなと思っていたらようやく見られました。
アオアシシギの幼鳥たち


その中にアオアシシギとは少し違う感じのシギを発見。おっツルシギ!やっと遭えた!
調整池で例年見られるシギの中では一番見たかったシギなので嬉しい。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


基本的にアオアシシギと一緒に行動していました。大きさも近いしね。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


なにかを捕まえ飲み込む瞬間。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


胸をポリポリ。キレイなオレンジ色の脚が目立ちます。だんだん近付いてきてくれたんですがこの後なにかに驚いたのか池の中央付近へ飛んでいってしまいました。
ツルシギの幼鳥とアオアシシギの幼鳥


チュウダイサギもゆらりと動いて餌探し中。
くっきり浮かび上がった白い羽毛や照り返す濡れた脚がキレイ。
チュウダイサギ


ヘラサギもまだ4羽揃って滞在していました。丸一週間以上いるのは長いかも。
ヘラサギの幼鳥


餌を食べる瞬間。小魚かなにかかな。
ヘラサギの幼鳥


この日もそこそこ近くまで来てくれました。真ん中のコは大きめの餌を捕らえています。
ヘラサギの幼鳥


こちらもけっこう大きなサカナ。
もうここの水が抜かれてだいぶ経ちますが、まだこんなにサカナが残っているんですね。
ヘラサギの幼鳥


大きめのシギも1羽で休息しているのを発見。たぶんオグロシギかな。
オグロシギの幼鳥


そこからすぐに東埠頭へ移動。
するとこの間ダイゼンがいた場所にゴロンとしたなにかが。あ…あれは…。
挑戦者が現れました


いたー!ムナグロだ!ダイゼンと並んで見たかったチドリ科の鳥の一つについに遭えました。
ムナグロの幼鳥


すがたかたちはダイゼンにそっくりですが、ムナグロは黄色っぽい体色なのが特徴。
大きさもダイゼンに比べひとまわり小さめです。
ムナグロの幼鳥


背中側から見るとより黄色く見えます。
ちなみにこのコは幼鳥なのでその名の由来になっている胸の黒みは一切見られません。
ムナグロの幼鳥


木くずの中で。まるっとしててかわいい。
ムナグロの幼鳥


その近くではトウネンもお休み中。こちらもふわもこでかわいい。あと気持ちよさそう。
トウネンの幼鳥


そんな中先に来ていた方に「ヘラシギがいますよ」と声をかけられました。…え?今…なんと?ドキドキしながら注意深くトウネンの群れを1羽1羽見ていくと…うおぉーっ!マジだ!ヘラシギ!!!!
ヘラシギの幼鳥


その姿はトウネンよりも若干白っぽく、くちばしがヘラサギのようにヘラ状になっています。まさかこんなところで出遭えるなんて思ってなかったのでうっかり見過ごすところだった…。教えていただきありがとうございます。いやホントに。
ヘラシギの幼鳥


しかしムナグロもまた見たかった鳥だったのでどちらを撮ろうか迷う迷う。モチロン珍しさ的にはヘラシギ一択…なのですが上のように小休止中でしたし動き出すまではムナグロの撮影を行うことに。
ムナグロの幼鳥


ムナグロはあまり警戒心もなく近くで撮らせてくれました。黒くなる前の胸の模様もキレイですね。
ムナグロの幼鳥


しばらくするとヘラシギが行動を開始したので早速撮影に。くちばしを左右に振って採餌すると図鑑にはありますがヘラサギほど左右にも振らず、トウネンとあまり変わらないように見えました。
ヘラシギの幼鳥


しゃもじのような形状のヘラサギとは異なりヘラシギのくちばしは先端がひし形。
なぜこのようなカタチになったかはよくわかっていないそうです。
ヘラシギの幼鳥


カオを上げた瞬間。ここけっこうお気に入り。
ヘラシギの幼鳥


波しぶきといっしょに。
ヘラシギの幼鳥


採餌タイムが終わるとまた木くずのあるところまで戻ってひと休み。
ヘラシギの幼鳥


ここでヘラシギについて軽く解説しておくと、近年その数をみるみる減らしていきこの地球上での推定総個体数が140~480羽しかいないという大変に貴重なシギ。環境省のレッドリストにおいても文句ナシの最高レベル、絶滅危惧IA類に分類されています。上で自分がワーワー言ってたのもそうした状況下に置かれたシギなため。
ヘラシギの幼鳥


数を減らしている理由は中国など渡りの中継地の環境悪化のほか、中継地や越冬地での水鳥の非合法な狩猟にあると言われています。人工孵化や人工飼育も行われ始めているとはいえ、行く末が不安でなりません。
ヘラシギの幼鳥


そんなヘラシギもここ石狩ではまれですが何度か発見報告のある場所。去年も9月の10日に姿が見られているようですし、この年も8月10日に飛来していたようです。確かにお盆に浜辺を散策した時いつもより気持ちカメラマンが多い気がしたんですよね…。
ヘラシギの幼鳥


というわけでめったにお目にかかれないヘラシギの写真をいかずらずらと掲載。
ヘラシギの幼鳥


こっち向いててかつ瞬きの瞬間。かわいい。
ヘラシギの幼鳥


はじめは自分含め3人だけだったヘラシギ撮影者もどこでウワサを聞きつけたのか徐々に増え10人いないくらいに。ちょっとやりづらくなってきましたがズラッと砲列ができてもおかしくないのでそれに比べればずっとマシかな。
ヘラシギの幼鳥


再び採餌へ。採餌中はかなりすばしこく動き回るので地味に撮影難度は高めです。
ヘラシギの幼鳥


からの再度小休止。
ヘラシギの幼鳥


ふとムナグロに目をやるとダイゼンと並んでいました。
金銀カラーでなんか縁起よさそう。あ、ダイゼンも朝からいます。
ムナグロとダイゼンの幼鳥


というわけで一週間ぶりのダイゼン。
シギ・チドリの類はすぐに渡っていってしまうイメージですが結構長めの滞在ですね。
ダイゼンの幼鳥


ムナグロもふわもこ状態で木くずに埋まってました。
ムナグロの幼鳥


ダイゼンの奥をトコトコ。
かなりそっくりの両者ですが大きさはムナグロのほうがひとまわり小さいです。
ダイゼンとムナグロの幼鳥


また波打ち際へ繰り出していたのでヘラシギの元へ。流木がちょっとオシャレ。
ヘラシギの幼鳥


はじける水滴。
ヘラシギの幼鳥


このアングルだとくちばしがけっこう太めに見えます。
ヘラシギの幼鳥


そしていそいそと木くずのある方へ。
このように採餌に充てる時間はそう長くなく、こまめに休んでいました。
ヘラシギの幼鳥


今度は羽繕いを始めました。真っ白なおなかが印象的。
ヘラシギの幼鳥


カオもポリポリと。
ヘラシギの幼鳥


常に周りにはトウネンたちがいます。こうして見ればヘラシギが紛れてるのも少しはわかりやすいですが肉眼で漠然と見てるとまー気付かない。まさかいるとは思いませんし。
ヘラシギの幼鳥


トウネンも羽繕い。でもやっぱヘラシギにピント合わせちゃう。
ヘラシギの幼鳥


羽も広げてくれました。
ちょっとフレームアウトしてしまいましたが翼上面と翼下面がどんな感じかはわかるしいいかな。
ヘラシギの幼鳥


ちなみにこのコは幼鳥です。よく見ると羽もかなり摩耗していますね。
ヘラシギの幼鳥


白波を背景に。
ヘラシギの幼鳥


などと観察と撮影をしていたら周りのシギとチドリたちが一斉に飛び立ってしまいました。何かと思えばすぐにハヤブサが出現。うぅこのタイミングっすか…。その直前に撮ったこの写真がヘラシギの最後の姿となりました。
ヘラシギの幼鳥


こちらのムナグロも飛び立つ前に撮ったもの。
確かにしきりに上を見上げていたんですよね…。短い時間でしたが見られてよかった。
ムナグロの幼鳥


…と思ったら2分後に戻ってきました。早いなオイ!
まだ近くにいるかもしれないのに大丈夫なのかな…。
ムナグロの幼鳥


ダイゼンもいつの間にかしれっと同じような場所に。
よほどこの場所が気に入っているのでしょうか。
ダイゼンの幼鳥


脚を曲げすっかりどっしり居座りモード。まるまるとしてますしもう警戒はしてないようす。
ムナグロの幼鳥


ヘラシギももしかしたら…と淡い期待を抱いていましたがしばらく待ったのちに戻ってきたトウネンの群れの中にその姿はなく、雲も風も出てきたのでこの日はこれにて終了。なんとも幸福なひとときでしたが…どうかハヤブサにやられていませんように…。
ムナグロの幼鳥



以下からは24日に近所の公園で撮った写真!ですがその前に1枚だけ17日に豊平の公園で撮った写真を載っけておきます。時期的には前回の記事に持ってくるべきなんでしょうけどタイミング的にはここに持ってくるのがベストな気がしたので…。
この日はキビタキを1羽見つけたのですがあまり出てきてくれず天気も良くなかったのでこの1枚だけ撮って早々に帰宅。目の光の入り加減でなんかすごいかわいい表情に。
キビタキのオス


では24日分。そろそろこの公園にも本格的に鳥たちがやってきていないかと様子を見に行ってみると、木のてっぺんにオオルリがいるのを発見。
オオルリのオス


さらにもう1羽てっぺんに留まりました。あれは…今年生まれのオオルリだ!
オオルリの幼鳥


ツリバナの木の中にはメジロもいました。
この時期実が割れて出てくる種を目当てに飛んでくるようです。
メジロ


別のツリバナを見てみると…コサメビタキ…じゃない!エゾビタキ!初見!コサメビタキとは胸の縦斑が大きな識別点。こちらも種が目当てかと思いましたがどうやら種に集まるムシの方を食べに来ているようす。まさに食物連鎖の縮図。
エゾビタキ


コサメビタキも林の中を飛び回っていました。
そちらに気を取られている間に気が付くとエゾビタキを見失うという…。
コサメビタキ



その年に生まれてまだ羽だけが青いオオルリもあまり撮ったことがなかったので探していると枝に留まっているのを発見。しかし青い羽が見えるアングルではなかなか撮れません。
オオルリの幼鳥


こちらも悪くない場所に留まってくれたのですが…正面からでおなかしか見えません。
オオルリの幼鳥


それでもどうにかマツの木の中で休んでいるところを羽が見える角度で撮れました。
そうそうこういうの!この頃のオオルリも羽の青さが際立ってけっこう好きなんですよね。
オオルリの幼鳥


ツリバナの木の周りにはほかにも何羽か鳥たちが集まってきていました。
こちらはキビタキの幼鳥。上のオオルリ同様今年生まれのキビタキのようです。
キビタキの幼鳥


色づき始めたナナカマドの実をバックに。このコも喉元や胸に褐色味が見られるので幼鳥…まあ厳密に言うと第一回冬羽なんですが随分上のコとカオつきが変わって見えるのでもしかしたら別個体かも。背中のオリーブ色も薄めに見えますし。
キビタキの幼鳥


朝見かけた成鳥のオオルリも。
まだ林の中は木が茂って薄暗くシャッタースピードが上がりづらい中の撮影に。
オオルリのオス


昼過ぎには見失っていたエゾビタキをシラカバの木の上で再度発見。
エゾビタキ


トンボのフライングキャッチを見せてくれた直後で、羽繕いをするなどリラックスした様子でした。Grey-spotted Flycatcherという英名が付いているだけあります。そのまま撮ると空抜けになるので奥に木の葉が入る位置で撮影。
エゾビタキ


しばらくしたら針葉樹の先端へ降りてきてくれました。
エゾビタキ


雲が出てきていたため最初はテレコンを外して撮っていましたが同じ場所でじっとしていたのでテレコンを付けて撮影したりも。うんやっぱこれくらいの大きさで撮りたいよね。
エゾビタキ


この年の調整池もたくさんのシギ・チドリの類を観察することができた中、シーズンが終盤に入ったところでもアオアシシギの群れやツルシギといった見たかった光景を見ることができました。前者は特に自分の中でシギの群れを見てこそ秋、というような感覚でいるのでそんな風物詩的光景をこの年もちゃんと見られてよかったかなと。
そしてまあ今回の最大の収穫は…モチロンヘラシギですね。最後の最後まで浜辺へ繰り出した甲斐があったというものです。国内という範囲であればさらに観察されることが珍しいシギ・チドリの類は多々いますがヘラシギは世界的に希少なシギですからね。そのようなシギに運がよければ出遭えるうえ、そこが札幌から自転車で行けてしまう身近さという石狩はすげー場所だなあという思いがさらに強まりました。とりあえず今後は油断せず、注意してトウネンの群れを見ることにします。
森や公園にも鳥たちが戻ってきて観察する場所も徐々にそちらへの比重が増えてきますが、まだまだ秋にもたくさん野鳥を撮っていますのでまたこれからぼちぼち公開していけたらなと思います!今月は冒頭でも述べたようにハードモード気味な年で平日朝もムリヤリ出掛けるなど多少のムチャをして更新作業の時間をガツガツ奪われていきましたが、そろそろ鳥たちの渡りも落ち着いて来たのでこれくらい更新の間が空くことはもう…しばらくないんじゃないかなと…。ていうかもうないです!ないように努めますんで!しばらくは!てことでよろしくお願いします!

写真 | 18:07:31 | トラックバック(0) | コメント(0)
未練を残さず心も残さず
やってきました金色の連休!早速天気はグズグズ…かと思いきや一転晴れましたね!午前中は雲も多かったですがまずまずの出だしだったのではないでしょうか。まあ間2日がなんだか黒くて連休開始といってもまだ実感がわきませんがそれでもやはりこの時期はウズウズしてきます!まあ雪どけの頃からウズウズしっぱなしなんですけど!今年は今年で去年とはビミョーにスタイルを変えつつちょこちょこと出かけようかなと思っています。前回の更新の頃はまだ残雪を気にして長めの靴と脚絆で散策を行っていたのですが、ようやくこの間クツを夏靴にしました。やはり歩きやすさが断然違いますね!着込む量も少しずつ減り、服装の変化から季節の進み具合を感じながらまた今週も更新することにします!
今回掲載分は9月19日の写真です。すでに9月も折り返しという頃でしたが、海岸目指して性懲りもなく石狩方面へ足を運びました。


河川敷を移動中鉄塔の上に鳥の姿を発見。カラスやとんびとはどこか雰囲気が違ったのでカメラを向けてみるとハヤブサでした。ま…まあすげー遠いんですけど。ただ去年の11月にもこの鉄塔にハヤブサの幼鳥が留まっていたのでハヤブサを呼ぶ鉄塔なのかも。もしかするとその時の幼鳥なのかな、などと想像してもちょっと楽しい。
ハヤブサ


林ではノスリを発見。やはり警戒心が強くこちらが向こうを意識するのを察すると飛ばれてしまったんですが去り際はどうにか抑えられました。珍しく流し撮りがうまくキマってますね。目の色的に幼鳥かな。
ノスリの幼鳥


しばらく進んだ先の電柱の上にもノスリを発見。こちらは成鳥のようです。
ノスリ


その電柱を結ぶ電線の上にはモズの姿が。久しぶりに成長を見たかも。
この頃のモズは深みのある色合いでキレイですね。
モズのメス


調整池に到着するとあまり見慣れぬシギを発見。もしやこのコは…アメリカウズラシギ!?
アメリカウズラシギの幼鳥


特徴らしい特徴もなくほかのシギと同じように見えてしまう典型のような見てくれですが、胸に縦斑がありおなかのあたりからはそれが見られません。つまりこのコはアメリカウズラシギ、そして幼鳥ということに。
アメリカウズラシギの幼鳥


近縁種としてウズラシギがいますが成鳥は胸の縦斑がおなかのあたりまであり、ここまで斑の有無の境が明瞭でもありません。ウズラシギの幼鳥は逆に喉元くらいまでしか斑がない個体が多く、そこで見分けられるかと思いきやアメリカウズラシギくらいまで斑のある個体も存在するようでこのポイントでの判別はムズかしくなってきますが、胸や頭部の赤みがアメリカウズラシギよりも強くこれらの点を併せて比べることで幼鳥でも判別は十分可能と思われます。
アメリカウズラシギの幼鳥


名前からそれとなく感じられる珍しい鳥感。たしかに日本では数少ない旅鳥ということで珍しい鳥には間違いないのですが、ここには数年おきにちらほら渡ってきているようです。少し調べてみると、ユーラシア大陸北東部のツンドラ地帯で繁殖しニューギニアからオーストラリアへ渡っていくウズラシギとは違いアメリカウズラシギはシベリア北部から北米北部で繁殖しオーストラリア南東部やニューギニア、南米南部へ渡っていきます。つまり渡りのルートの間にガッツリ日本が入るウズラシギとは異なりアメリカウズラシギはほとんど間に日本が入っていないことがわかります。テキサス州やバンクーバーなどでの観察記録も出てきたため、やはりよく観察されているのは名前の通りアメリカの方みたいです。
アメリカウズラシギの幼鳥


付近にはオジロトウネンもいました。しかしこの位置関係だと背景もボケにくい上藻で煩雑としていたため前回のキリアイ同様証拠写真として収める程度に。このコも東埠頭で撮っていますしね。
オジロトウネンの幼鳥


というわけで再びアメリカウズラシギの観察へ移行。さっきより近付いてくれました。
アメリカウズラシギの幼鳥


正面から見ると縦斑が密に入っているのがわかります。
アメリカウズラシギの幼鳥


背中の白いV字の斑もキレイ。この点はヒバリシギやキリアイとよく似ています。
アメリカウズラシギの幼鳥


ときには採餌をやめ小休止。うずくまってまるまるのもこもこ。
アメリカウズラシギの幼鳥


採餌の最中くちばしに枯れ葉が刺さったりも。
アメリカウズラシギの幼鳥


前の週にも姿を見かけたオグロシギはよりよい条件下で撮影できました。
パッと見た感じ幼羽しか確認できないのでこの間のコとは別個体のようです。
オグロシギの幼鳥


どうも足をケガしているのかぎこちない動作がしばしば見られましたが、懸命に採餌を行っていました。ちょうど何かを捕まえています。ここで少しでも体力をつけてケガもよくなるといいんですけど…。
オグロシギの幼鳥


オグロシギと同じくアオアシシギもようやくマトモに写真が撮れました。こちらもまだあまり換羽が始まっていないようす。久しぶりに近くで見るとコアオアシシギに比べかなり灰色味が強いですね。
アオアシシギの幼鳥


池の中ほどには…!?ヘラサギ…が4羽!?そんなウワサもありましたがホントにいる…。
ただ距離がありあまりいい写真は撮れそうになかったので撮影はほどほどにし眺めていました。
ヘラサギの幼鳥


池の隅にはタカブシギの姿も。このコもだいぶ長い間ここで見かけています。
個体は入れ替わっているものと思われますが、調整池では一番長く見られたシギかも。
タカブシギの幼鳥


東埠頭にも寄ってみると大きなシルエットを発見。おぉっチュウシャクシギだ!
チュウシャクシギ


しかも三列風切に三角の白斑が見られないため初見の成鳥と思われます。
羽は全体的に摩耗が進んでおりけっこうボロボロ。
チュウシャクシギ


この日は2羽のチュウシャクシギがおり、このコは色味の薄いもう1羽の成鳥。
どちらも成鳥らしく警戒心も強めで一定の距離を保ちつつ草むらに隠れてしまいました。
チュウシャクシギ


さらに波打ち際へ行ってみるとゴロンとしたまだら模様の鳥が。あれは…ダイゼンじゃん!
ダイゼンの幼鳥


ダイゼンは前の年に調整池で遠くにいるのを一度見たっきりだったので今度は近くで見てみたいとずっと思っていた鳥。9月も後半に入り今年は見られないかと思っていましたがここで姿を見ることができました。
ダイゼンの幼鳥


名前にはシギともチドリとも付いていませんがダイゼンはチドリのなかま。確かによく見るとカオつきがチドリ科のそれです。字面からはその名の由来がパッと思い浮かびませんが平安時代に宮中での食事を司る大膳職という役職があり、そこで食材として用いられたことからきている…というのはまあ去年も説明したんですがこうして近くで撮れたことだしあらためましてということで。おいしいらしいですし確かに見た目もまるまるとしてて実際おいしそう。
ダイゼンの幼鳥


さらにまるまると。この日も陽炎が立っておりはじめはなかなかキレイに撮れなかったのですがそれも次第に落ち着き始めいい感じの写りに。
ダイゼンの幼鳥


発見した時間は13時過ぎ、とこの時間帯は例によってまったりモードのようで羽繕いも始めました。
羽の模様とは対照的に下尾筒は真っ白でキレイ。
ダイゼンの幼鳥


さらに背中もついついと。
ダイゼンの幼鳥


おもむろに立ち上がりましたが結構な大きさ。ダイゼンはチドリ科の中ではかなり大きい方ですし、ダイゼンより大きなケリやタゲリといったチドリ科の中でもケリ属に分類される鳥は主に農耕地や田んぼが主な飛来場所のため、海岸沿いで見られるチドリ科では最大の鳥ということに。
ダイゼンの幼鳥


こうしてなにげなく撮っていますが晴れた日に海をバックにして、立ってる場所も人工物がなく対象との距離も十分という申し分のないシチュエーションでたっぷり撮影と観察ができたのもありがたかった点。鳥と出遭えても毎度毎度恵まれた条件下で撮れるとは限りませんからね。
ダイゼンの幼鳥


一旦波打ち際から離れ草地にいるであろうチュウシャクシギを探していると再度発見。最初に見つけたほうのコかな。チュウシャクシギも以前見かけた時はすぐに見失ってしまっていたためもう一度くらいは遭えたらいいなと思っていた中での発見だったのでこちらも嬉しい出遭いです。
チュウシャクシギ


それにしても成鳥がこんな時期までいるなんて珍しいような。
大抵の場合さっさと8月中に渡ってっちゃうイメージだったのですが…いる時にはいるものですね。
チュウシャクシギ


干潟をスタコラ走っているのはメダイチドリ幼鳥…じゃない!この色塩梅はもしや…。
挑戦者が現れました


立ち止まった姿を見て確信、シロチドリの幼鳥です。メダイチドリの幼鳥よりも羽の色味が薄く、胸やお腹もかなり白い。首の周りの白い部分も後頭部まで伸びているので間違いないかなと。
シロチドリの幼鳥


またトコトコ歩き出したと思ったら…
シロチドリの幼鳥


スッ。
シロチドリの幼鳥


さらにススッ。なんかめっちゃその向きとポーズになるね…。そういうとこすげーチドリっぽいけど…。
シロチドリの幼鳥


そしてこちらもまったりモードへ。シロチドリは8月の末に少し距離がある中で見たのみだったのでこの日こうしてしっかり撮っておけてよかった。見れば見るほどメダイチドリの幼鳥とは異なることに気付かされます。
シロチドリの幼鳥


すると今度はダイゼンのほうが行動を開始したようで砂浜をウロウロし始めていました。
ダイゼンの幼鳥


背景の海浜植物が画に彩りを添えてくれています。右側に見えているのはオニハマダイコンという北アメリカ原産の帰化植物とのこと。上の写真手前にも写っていますね。よく見る植物ですし名前はなんだろうと調べても全然出てこず特定に苦労しました。外来種だからだったのかな。その奥のイネ科っぽいのはハマニンニクでしょうか。
ダイゼンの幼鳥


かなり大きなムシを見つけたようす。なんかカブトムシの幼虫みたい。
ダイゼンの幼鳥


はむっ。野鳥は猛禽類以外は大概餌を丸呑みにしますがこれはけっこうギリギリそう。
ダイゼンの幼鳥


その後も餌探しにゆったりと歩き回っていました…が採餌の瞬間は撮れましたしあまり追い回すのもアレなんでここらで切り上げることに。
ダイゼンの幼鳥


お久しぶりのトウネン幼鳥もたまにはということで。
ほかにもハマシギを見かけたのですがすぐ草むらに入ってしまって見失ってしまいました。
トウネンの幼鳥


調整池へ戻る途中冬羽に換わったノビタキを発見。
一見メスのようですがカオがちょっと黒っぽいのでおそらくオスの第一回冬羽かと思われます。
ノビタキのオス


近くの草地にも数羽のノビタキを発見。こちらはメスですね。うーん背景がピンク色でキレイ。この植物も調べてみたところイヌタデといいタデ科の雑草だそうです。フツーに道端や畑に生えているという点、花期が6~11月という点も合致しているので間違いない…ハズ。こんなキレイな草ならまた鳥と絡めて撮ってみてもいいかも。割とどこにでも生えてるそうですし。
ノビタキのメス


調整池へ戻るとヘラサギが朝より近い場所で休んでおり、こうして時折羽をバサつかせたりも。
ヘラサギの幼鳥


上や下の写真でも見て取れますが、羽の先が黒っぽくなっているのがわかります。
つまりこのコらは幼鳥。くちばしも黄色っぽくデコボコした起伏がないのも幼鳥の特徴。
ヘラサギの幼鳥


さらにこの写真の左右のコの羽がわかりやすいのですが初列風切の外側の羽以外にもチラホラ黒斑が見られます。このことからおそらく幼鳥の中でも1~2年目くらいのコたちなのかなと。ていうかなんか儀式に5時間、パワーアップに20時間かけてそうな光景。
ヘラサギの幼鳥


しばらくはあまり動かず上のように羽の手入れをしきりにしていましたが途中から一斉に採餌を開始。前の週に見たときと同じくカオを左右に振って餌を探します。
ヘラサギの幼鳥


しばらくすると4羽とも一箇所で餌探し。
あまり効率はよくなさそうですがやっぱり一緒にいると落ち着くのかな。
ヘラサギの幼鳥


そのまま徐々にこっちに近付いてきます。よ~しそのままそのまま…。
ヘラサギの幼鳥


16時過ぎと日もかなり傾いてきていますが光線状態も悪くありません。
白い羽に見られる陰影がキレイ。
ヘラサギの幼鳥


クチを開いた瞬間。ヘラというよりトングみたい。
ヘラサギの幼鳥


最終的には結構近くに来てくれました。アオサギやダイサギならここまで近付いてくれることはあまりありませんが比較的警戒心弱めなのかな。採餌に夢中ってのもあるんでしょうけど。
ヘラサギの幼鳥


日が陰ると羽毛の1枚1枚がよりわかります。
全身真っ白なのでこのくらいの光量のほうがちょうどいいかも。
ヘラサギの幼鳥


喉元には喉袋らしきものが確認できました。
やはりペリカン目ということで本家ほど目立たないにしろ同じ器官を持ち合わせているようです。
ヘラサギの幼鳥


ふと下を見ると朝に見たオグロシギを発見。
もう光量もかなりギリギリでしたが最後にどうにか撮ることができました。
オグロシギの幼鳥


9月も半ばを過ぎ、もうシギやチドリの類もパッとしないのではないかという思いが心の片隅にあるまま出掛けましたがいい意味で予想を裏切る結果となりました。特に埠頭のほうはスゴかったですね。ダイゼンをはじめこれまで一度見てはいてもキチンと撮ってこられなかったコたちばかりが来ていて、まるでこれまでの出遭いを補完するかのような顔ぶれでした。
調整池にはヘラサギが来るだけでも珍しいのにこの年は4羽も来てくれたので、今年以降も定期的に飛来してほしいですね。まあ札幌近郊ではチラホラ目撃例があるとはいえ毎年のように姿が見られた例は少なくともここ数年はないように思いますし、あくまで希望的観測にしか過ぎませんがアメリカウズラシギのようにたまにでも飛んできてくれたら嬉しいのですけど…。

写真 | 18:52:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
個性あふれるメンツのるつぼ
もうすっかり春だなあと思っていたらのそっと降ったりなんだりで油断なんてできなかった今年の春!先月23日から24日に降った雪の量は35センチと35年ぶりの不意の大雪のようで、一日チャリを封印せざるを得ない状況にもなったりしました。雪どけの方も去年よりは進みが遅く去年の今頃はここの地面も見えていたのに今年は…というところも多く、鳥たちの渡りも少し先にずれ込んでしまうのではと思っています。最近は先週先々週と一度は見たかった鳥を見ることができ嬉しいできごとが続いてくれていますが、その一方で用水路に落ちかけたり交差点を横断中クルマに突っ込んでこられたりとその分トラブルに見舞われていたので運のバランスはうまく取れている…のかな。禍福はあざなえる縄のごとし、といいますがあざなう密度がちょっと高すぎないですかね…。後者の事故そのものやその後の対処で記事作成もまた遅れてしまいましたが、とりあえずまた更新していきますよ!
今回の記事は9月11日に石狩エリアで撮ったもの。まだまだシギ・チドリの類との出遭いを期待して自転車を北へ走らせました。


移動中河川敷でモズのメスを発見。
で、このコを撮っていたら横を通ったクルマに水をはねられました。うーんいきなり朝からやってくれますね…。晴れた草原にいましたしモズも目の前にいた状況ということもあり心の状態はいたって穏やかだったためあまり怒る気にもならなかったのですが、フツーに道路交通法違反ですからね…。かけられてもいいんですけど小雨レベルにしてほしかったかな…。
モズのメス


草むらからチュッ、チュッと地鳴きが聞こえてきたので声の主を探すとコヨシキリでした。繁殖期も過ぎ渡りの最中だったと思われます。発見して数分の間も3羽くらいで徐々に南へ移動してたし…。ピントが全然こなくて完全マニュアルで撮ったんですけどカッチリとピンがきてました。草に付いた朝露もキレイでいいですね。前の日が雨だったので雨水かもしれませんが…。
コヨシキリ


調整池では前の週に見たシギたちの多くが依然滞在中。少し小ぶりのタカブシギ幼鳥。
タカブシギの幼鳥


エリマキシギの幼鳥は新たに羽の褪色が進み始めているオスが来ていました。
エリマキシギのオスの幼鳥


さらにぽつんと佇む鳥の姿が。おぉっアジサシ!
シギでもサギでもない鳥が来ているなんて珍しい…。
アジサシの幼鳥


ヒュンヒュンと飛び始めたと思ったら何度も池へダイブ。取り残された小魚でも狙っているのかな。
アジサシの幼鳥


そこそこスピードもありましたがいくつか飛翔写真が撮れました。
イワツバメやショウドウツバメに比べればまだ撮りやすいほうですしね。
アジサシの幼鳥


これが一番近くで撮れた写真かな。翼下面とおなかの白がキレイですね。
くちばしが薄い橙色をしているので幼鳥であることがわかります。
アジサシの幼鳥


アジサシが遠ざかった頃合いに再び池を見て回るとコアオアシシギを発見。
こちらも前の週に姿を見たシギです。
コアオアシシギの幼鳥


さらにこの年初見のアオアシシギも見られました。これまで調整池で初めてシギを確認したときには大抵このアオアシシギがいてくれたのですが、この年は少し遅れてやってきたようです。
アオアシシギの幼鳥


2羽ほどがいっしょに行動していたのですがなかなか近くには来てくれず。せっかく飛んできてくれていても池の中ほどにいられると豆粒でしか撮れない…ということも少なくない場所です。
アオアシシギの幼鳥


前の年には20羽以上の群れで来ていたオグロシギは1羽だけ確認できました。
肩羽がちらほら冬羽に換わっています。
オグロシギの幼鳥


池の外周を3/4ほど進んだところでその姿をしっかりと視認。ヘラサギだ!初見!ここに着いた時遠目にそれらしきシルエットが見て取れていたのでもしや…と思いつつシギやアジサシを撮りながら近付いていったのですがまだ遠すぎない位置にいてくれました。
ヘラサギ


カオをポリポリ。最大の特徴であるヘラ状のくちばしがよくわかります。
ヘラサギ


クイクイと後頭部を掻くような動作も。
ヘラサギ


サギの名が付いていますがサギ科ではなくトキ科の鳥。サギとは違ってつぶらな瞳がかわいいですね。まあ本家のトキはサギっぽい目をしているんですが…。
ヘラサギ


この数日前からヘラサギ発見のウワサがあったのでとりあえず拝めて一安心。日によっては上記のように池の真ん中からあまり動かず遠くから眺めるのみ…ということもあったようなので比較的近めで見ることができたのもよかったかなと。
ヘラサギ


水草を食べ…ているように見えますがヘラサギは動物食とのことで水草に付いたムシをこし取って食べていたものと思われます。くちばしを左右に振って餌を探す採餌もまた特徴的でした。
ヘラサギ


もう少しヘラサギやアジサシを見ていてもよかったのですが浜辺も気になっていたのでここで調整池を後にすることに。途中の林で今度はウグイスを発見。しかし藪から全然姿を見せずかろうじて撮れた1枚。こちらも渡りの途中のようで5、6羽の小群で南へ向かっていってました。
ウグイス


浜辺に到着し河口へ向かって進んでいると大きなシルエットが。うおーオオソリハシシギ!
オオソリハシシギの幼鳥


オオソリハシシギと行動を共にしていたのはキアシシギ。こう見るとオオソリハシシギはかなり大きいですね。ただそれでもあのホウロクシギは並ぶとさらに大きかったというのだからこういう場面を見ると余計に驚かされます。
キアシシギとオオソリハシシギの幼鳥


キアシシギは少し警戒心が強く自分もこっそりと身を隠しながらの撮影に。
黄色い脚もギリギリ見えてます。
キアシシギの幼鳥


そんなキアシシギとは対照的にオオソリハシシギはじっとしていればどんどん近付いてきてくれました。後ろに残る足跡がなんかオシャレ。
オオソリハシシギの幼鳥


このコは羽縁が白っぽいので幼鳥です。同じく大型のシギであるチュウシャクシギなども幼鳥の頃羽が白っぽく見えることが多いですが、オオソリハシシギはそれが特に顕著なように思います。
オオソリハシシギの幼鳥


波をバックに。砂浜で採餌を行っていたためくちばしにもたくさん砂が付いてます。
オオソリハシシギの幼鳥


波打ち際でもよく採餌していました。
そのためくちばしはキレイになったり砂まみれになったりの繰り返し。
オオソリハシシギの幼鳥


発見時は雲で日差しが遮られていましたが、時折雲の合間から日差しが届いたりも。
明るくなったその瞬間にここぞとばかりに撮影。
オオソリハシシギの幼鳥


なにか餌を見つけたようです。
そこ全然波が来ないし食べ物も少なそうだけど…案外あるもんなのかな。
オオソリハシシギの幼鳥


その後も盛んに砂浜にくちばしを差し込み餌を探していました。さらに砂にまみれていくスタイル。
オオソリハシシギの幼鳥


このアングルだとくちばしの反ってる感ゼロ。オオソラヌハシシギ。
オオソリハシシギの幼鳥


前の年にもオオソリハシシギには出遭うことができていましたが動きが鈍くなってる時間帯だったので、こうして活発に行動しているところを見るのはこの日が初めてでした。8月のアタマに出遭ったときも周囲を少し移動するくらいであまり採餌も行わず、ここまで色んな表情を見せてはくれませんでしたしね。
オオソリハシシギの幼鳥


河口まで行って戻ってきてもまだオオソリハシシギがいてくれました。
…ん?なんか周りをちょこちょこと動くシギがいるぞ?
オオソリハシシギとミユビシギの幼鳥


その正体はミユビシギの幼鳥。3羽で採餌に来ていました。
ミユビシギの幼鳥


相変わらずのシンクロ感で波に合わせて行ったり来たり。
砂に埋れない場所なので後趾がないのが少しわかりやすいかと。
ミユビシギの幼鳥


ミユビシギを撮っているとトウネンも飛んできました。こちらも幼鳥です。
トウネンの幼鳥


みんなでいっしょに休憩。
やはりミユビシギとトウネンはなにか近いものがあるのか混群を成すことが多いようです。
ミユビシギとトウネンの幼鳥


オオソリハシシギは自分のほかにも何人かにカメラを向けられていましたが、ミユビシギは自分以外誰も撮ってはいませんでした。ミユビシギだってこんなにかわいいのに…。まあ写される側からしたら気は楽ですしそっちのほうがいいのかも。
ミユビシギの幼鳥


調整池へ戻ってみるとコアオアシシギが近くで採餌していました。
前の週より冬羽への換羽が進んでいます。
コアオアシシギの幼鳥


こちらは上とは別のコ。カメラの角度と被写体の位置がいい感じ。ここはフツーに撮っちゃうと見下ろすような位置関係になりがちなのでそこら辺が少しムズカシイんですよね。
コアオアシシギの幼鳥


朝はいなかったキリアイも姿が見られました…が前の週にたくさん撮りましたしあれ以上のものは撮れそうもない気がしたのでとりあえずでカメラに収めておく程度に。
キリアイの幼鳥


サカナ目当てにミサゴも飛来し2度ほどダイブ。
そこはちょっと離れた場所だったのですが近くでも上空を旋回してくれました。
ミサゴのメス


遠くに何かが飛んできたのでファインダー越しに確認すると…えぇホウロクシギ!?こんなところにまで!?くちばしが短いので幼鳥と思われます。もう少し近付けたと思うんですが並んで撮ってた数名のカメラマンの中にシャッターを切る音が爆音のひとがいてその音が鳴った直後に飛んでいってしまいました。あのカメラで野鳥撮影はどうなのかな…にんげんでもけっこうビビる音だったけど。
ホウロクシギの幼鳥


飛んでいったホウロクシギが近くに降りていないかと探し回っていたらナナカマドの木にノビタキのメスが。もう冬羽に換わっていますね。熟しきっていないオレンジ色の実もキレイ。
ノビタキのメス


帰り道ではノビタキのオスも見かけました。こちらもすっかり冬羽のたぬき顔です。
ノビタキのオス


いつもはシギ・チドリの類とアオサギ、ダイサギでにぎわっている調整池ですがこの日はアジサシやヘラサギなどあまりここでは姿を見ることのない鳥たちがちょうど居合わせていた日となりました。やはりここはシギやチドリのなかま以外の渡り鳥にとっても重要な場所なのでしょうね。午後からはヘラサギの姿はなかったものの、ミサゴやホウロクシギが飛来するなど刻々と変化する池の様子に多くの刺激をもらえました。しかしまさかホウロクシギを調整池でまで見ることになろうとは…。去年は本当にホウロクシギが多い年でしたね。こんなところにまで飛んでくるということがそれを如実に表しているように思います。
河口で見たオオソリハシシギの長いくちばしはほかのシギでは届かないような深さの餌を捕るのに役に立っているということが砂の付き方からも見て取ることができました。波が来ない場所の砂浜でほかのシギが採餌していることはほとんど…というかたぶん一度も見たことがないですし、そういった場所で餌を見つけられるのはあの長さと太さ、形状を持ち合わせたオオソリハシシギくらいなものなのかもしれません。河口周辺でのキョーレツに印象に残るような出遭いは8月初頭のホウロクシギとオオソリハシシギ、キョウジョシギ成鳥以来でしたが、こうしてオオソリハシシギとまた出遭えましたしじっくりと観察、撮影もできて毎週根気よく河口まで通った甲斐もあったかな、と思わせてくれました。

写真 | 18:30:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
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