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鳶水雲

里のひと:鳶水雲
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描いた絵や撮った写真を置いて
おいたり、思ったことを長々と
述べたいときに記事が増える
ところです。

Twitterもやっております。pixivIDは1540411。
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荒れた海の置き土産
注文していたものが先日届き、この度パソコンを新調しました!約10年ぶりに買い替えたのかな。というのもここしばらくYoutubeを見てると度々フリーズしたり、写真の読み込みに時間がかかったりしていたほかキーボードの2、Q、W、S、Z、Xが押しても反応しないことが多発したりとストレスになることばかりで我慢の限界となり、思い切ってついに買ってしまいました。以前使っていた環境に戻すのには骨が折れましたが、上記の問題点はモチロン解決された上に内蔵ストレージがHDDからSSDになったことでパソコンの立ち上げやブラウジングなどがよりスムーズになりました。そしてビックリしたのが画面のキレイさ。ていうか写真がまーキレイに表示されてて最近掲載したサルハマシギやアオバズクの写真を見てちょっとカンドー。いや見るパソコンでここまで違うの!?みたいな。記事作成のモチベーションも自ずと上がりますねこれは…ってことで新パソコンから初の更新!

今回更新するのはお盆回!去年の8月12日と13日、そして18日に石狩エリアで撮った写真です。いやもう18日ってお盆でもなくない?とも思わなくもないですがお盆休み開けてすぐ来た休みはもうお盆休みの一部みたいなもんですし!まごうことなきお盆回です!


ではまず12日分から。
干潟に着いたはいいもののあんまりシギやチドリの気配がない…とあちこち探し回っていると上空から聞き慣れない声。シルエットから渉禽類のなにかと確信し降りたところを探すと…おおおムナグロ!?しかも成鳥!?しかし降りたのも束の間、落ち着かない様子ですぐに飛んでいってしまいました。ま…まあ見られただけでもよしとせねば。
ムナグロ


散策を再開すると普段あまりシギたちの姿がない場所に数羽の小群を発見。あっハマシギもいる!
ハマシギの幼鳥


ハマシギの幼鳥はこのシーズン初見。
トウネンよりも長めのくちばしと胸からおなかにかけてある縦斑が特徴です。
ハマシギの幼鳥


そのトウネンも10羽ほど見られました。
まだ群れも成鳥のみで構成されており幼鳥は到着していないようす。
トウネン


シーズン初見ということもありこの日はハマシギをメインで撮影することに。存在感あるしね。
ハマシギの幼鳥


到着時は曇っていた空もここで日差しが復活。モノトーンな世界になっていた干潟に色が戻ってきました。水たまりとは呼べないまでも多少は水気を含んだ砂地のため、空の色の影響を大きく受け雰囲気もけっこう変わってきます。
ハマシギの幼鳥


片脚をひょいと上げ小休止。風が強い日や日没間際はさらに脚をしまい込んで真後ろを向きくちばしを背の羽毛の中に入れて本気の休息となりますが、風もそう強くなく午前中でしたししばらくすると行動を開始しました。
ハマシギの幼鳥


というわけで付近で採餌を再開。
おっいいんじゃないっすか?日差しもあるしここが撮れてればオッケーかな。
ハマシギの幼鳥


ちょっと前まで休んでいたので時折アタマをポリポリしたりも。
ハマシギってこういう動作がかわいいシギですよね。
ハマシギの幼鳥


ハマシギの幼鳥は胸からおなかにかけての縦斑の密度に個体差がありますが、このコはちょっぴり薄め。脇のあたりは真っ白なのも特徴的なコでした。
ハマシギの幼鳥


河口までも足を伸ばしましたがかなり遠くにいるのに遠ざかっていくソリハシシギを見たくらいで浜辺は閑散。なので早々に引き上げると帰り道でホオアカの幼鳥を発見。あーもうそんな季節ですか。
ホオアカの幼鳥


さらに草地にできた水たまりにシギっぽいシルエット。
こっそり近付いてみると…あっタカブシギ!羽が摩耗しているので成鳥ですね。
タカブシギ



次の日の13日も一応出掛けました…が雨の予報だったのですぐに帰宅したため写真は2枚だけ。念のためと干潟も見てきましたがコチドリがいたくらいでこの日もシギの姿はほとんどナシ。そんな中海岸でやっと見つけた1羽のシギ。あれは…ハマシギ!?しかもあの見てくれ…昨日のコじゃない!?
ハマシギの幼鳥


砂浜にいるとまた画の印象が変わりますね。
このハマシギを撮ったあと帰ってきてから降り出してきました。セーフ。
ハマシギの幼鳥



続いて18日の分。グズグズな天気が続きお盆休み真っ只中は13日以降出掛けられていませんでしたが、週末は久しぶりに晴れの予報。テンションが高まりつつ干潟を目指していると途中田んぼでアオサギを発見。いい天気だしたまには撮っておこう…とシャッターを切ったらけっこういい感じ。もしかしたら今までで一番よく撮れてるかも。ごく普通に見かけるためあまり撮影すること自体少なくなりがちですし、警戒心が強いので近付かせてくれないことがほとんどなんですよね。
アオサギ


干潟に着くといきなり目の前にシギっぽいシルエット。トウネン…じゃない。コチドリ…でもない。えーとあれは…ソリハシシギ!しかもなんかモフモフしてない!?水浴びしてたのかな。
ソリハシシギの幼鳥


普段は海岸でよく見られるソリハシシギがこっち側で見られるのはちょっと珍しいかも。過去には何度か目撃したことがありますが、これだけリラックスしてるとこは初めてのこと。ソリハシシギは繁殖羽と幼羽がわずかな違いしかないため成鳥と幼鳥の判別がムズかしい種類ですが、この時期で羽がこれだけキレイで摩耗していないことから幼鳥であることがわかります。
ソリハシシギの幼鳥


一息つくやいなやそこそこのスピードで水たまりの周りを移動し始めました。あーやっぱりあんまゆっくりはしててくれない感じ?ソリハシシギってシギの中でも特にせわしなく動いてるイメージなんですよね。
ソリハシシギの幼鳥


ここでも水たまりに奥の草むらが映り込む位置があったのでそこに来るのを待っていると…おっきたきた。ていうか思ったより緑。印象がガラッと変わりますね。なんかナメック星みたい。
ソリハシシギの幼鳥


水たまり沿いにぐるりと移動し、自分を中心に約90度移動してきました。近づいてくれたのは嬉しいけど光線状態的にうまく撮れるかな…とちょっと不安でしたが撮ったのを見るとけっこういい感じ。今までにない画の、早朝という時間帯を感じられるソリハシシギ写真になりました。
ソリハシシギの幼鳥


んでまたちょこっと移動。からの…
ソリハシシギの幼鳥


静止。いやなんかさっきと似た絵面のような。キアシシギに負けないくらいの脚の黄色の鮮やかさです。キアシシギに比べてちょっとオレンジ色寄りかな。
ソリハシシギの幼鳥


しばらく水たまりで採餌したあとはどこかへ飛んでいってしまいました。たまにずっと夢中で採餌している個体もいたりするんですけど…まあこの距離でこれだけ撮れただけでも十分ですね。
ソリハシシギの幼鳥


散策を開始するとまたすぐにシギを発見。えぇっアカエリヒレアシシギ!?また来てくれたんだ!
アカエリヒレアシシギ


しかも首元にわずかにオレンジ色の残った成鳥。換羽が進んでおり夏羽の鮮やかさはほとんど見られませんが、まさかこんなすぐにまた成鳥が見られるとは…。
アカエリヒレアシシギ


アタマ周り以外の肩羽などにも灰色っぽい冬羽が見られます。
8月中旬でもうここまで換羽が進むんですね。
アカエリヒレアシシギ


さらにすぐそばにはもう1羽アカエリヒレアシシギが。
しかもこっちも成鳥!?すごいな。
アカエリヒレアシシギ


こっちのコはさっきのコに比べてまだちょっと夏羽が残っています。
なんか春先の換羽途中のオオジュリンを連想させるようなまだら模様ですね。
アカエリヒレアシシギ


常にぷかぷか泳ぎ回っているため毎度ピント合わせに苦労させられる鳥でもあります。
こうやって奥から手前に来たときなんかは特に。
アカエリヒレアシシギ


なのでボツを量産するのがもう当たり前になっていますが中には当然ちゃんとピントが来ているものも。アカエリヒレアシシギはたいてい数撃ちゃ当たるで撮ってます。
アカエリヒレアシシギ


さらにちょっと進むと…いやいやまたいるんですけどアカエリヒレアシシギ。
すごくない!?なんなの!?波紋にはごろもフーズ感を感じたのでそれっぽい構図で。
アカエリヒレアシシギ


しかも前回記事に載せたコほどではないですがかなり夏羽を多く残しています。位置的にどう頑張っても背景が空の色を写した水面にしかならず、空抜けっぽくなったのがちょっと惜しい。
アカエリヒレアシシギ


草むらの一角にある水たまりではたくさんのシギが群れているのを発見。…ってこ…ここにもアカエリヒレアシシギが…。しかも付近には様々な羽衣の状態のが10羽ほど。え…えらい数おる…。さっきのはほんの一部だったんすね…。前日の海がすごい荒れたとかでどっと避難してきたんでしょうか。
アカエリヒレアシシギ


トウネンもたくさん群れており中にはハマシギの姿も。まあ数日前に撮ってるけどせっかくなんで。
ハマシギの幼鳥


緑の水面バックでも。うーんいいんじゃない!?
もこもこしてるしこの年一番のハマシギ写真になりました。
ハマシギの幼鳥


アカエリヒレアシシギも夏羽が多く残ったコを撮影。
こちらも緑の水面を背景にでき、前回の記事とはまた違った雰囲気の画に。
アカエリヒレアシシギ


トウネンの群れもよく見ると少し雰囲気の違うコが。おおっオジロトウネンだ!しかも背景めちゃめちゃよくない!?いきなりこれまでに撮ったオジロトウネンの写真の中でも一番いい感じに撮ることができたかも。
オジロトウネンの幼鳥


オジロトウネンはこの年初見、しかも幼鳥は2年ぶり…ということでここからはオジロトウネンをメインに撮影することに。朝早い時間帯で気温もまだ高くないからか、もふみマシマシでかわいさもマシマシ。かわいい。
オジロトウネンの幼鳥


採餌に忙しいため下を向いてることがほとんどでしたがカオを上げた瞬間を狙って撮影。
これもキレイですね。緑が入るとやっぱ違います。
オジロトウネンの幼鳥


ふとアカエリヒレアシシギに目をやると羽繕い中でもふもふに。こっちもかわいい。
アカエリヒレアシシギ


幼鳥の姿も見られました…が成鳥ばかりで幼鳥のほうが少ないという珍しい事態。幼鳥は過去にも何度か撮っているので写真もこの1枚のみ…ですが目の前に来てくれましたしサクッと撮った割には背景も悪くないのでけっこう気に入ってる1枚でもあります。
アカエリヒレアシシギの幼鳥


そしてトウネンの幼鳥も。地味に幼鳥を撮るのはこのシーズン初。8月も中旬となり、トウネンも幼鳥がメインになっていました。上に載せてるようなシギたちがいる中でトウネンにはほとんどカメラを向けていませんでしたが…この時は背景がよさそうな感じだったので撮ってみることに。うーんえらい雰囲気のいい画になってる。いやそう思って撮ったとはいえ…過去のトウネンの幼鳥の写真の中でも特によく撮れてるかも。
トウネンの幼鳥


ちょっと目を離した間にオジロトウネンを見失ってしまいましたが少し離れた場所で発見。
あれこんな平たい体型でしたっけ?
オジロトウネンの幼鳥


日も差してきてオジロトウネンにも十分に日光が当たります。
まだ7時半なんですけどね。さすが夏。
オジロトウネンの幼鳥


水面には草の緑が写り込んでて背景も草むら…と先ほどと画を構成する要素には大差ありませんが印象はだいぶ違って見えます。ほんの数十分の違いでここまで変わるとは…。
オジロトウネンの幼鳥


こちらは背景がシンプルでオジロトウネンの存在感がより際立ちます。
特徴のひとつである黄褐色の脚の色もよくわかりますね。
オジロトウネンの幼鳥


オジロトウネンは2羽おり、このコは雨覆の黒みが強め…に見えますが光の当たり方でけっこう見え方も変わってくるのであんまりアテにするのも禁物だったり。でもまあここまで黒く見えるなら最初に撮ったコとは別個体…なんじゃないでしょうか。
オジロトウネンの幼鳥


アタマの模様もトウネンよりはヒバリシギなどに近く、よくよく見るとトウネンとはまあまあ別物。でも実際に目の前にいても即座に判別はなかなかできないんですよね…。やっぱり群れの1羽1羽を注意深く観察することが重要かと思われます。
オジロトウネンの幼鳥


もう少し撮っておきたいところでしたが光線状態も徐々にキツめになってきた上、最大の敵である陽炎が出だしたのでここで切り上げることに。完全に南中する前に河口の方も見ておきたかったので移動することにしました。
オジロトウネンの幼鳥


波打ち際をチェックしながら歩いていると、ある程度進んだところにすごい量の枝や流木などの漂着物が打ち上げられている場所が。しかもカモメ類がわんさかと集まっており、浅瀬に流れ着いた食べ物を探しているようす。ああやっぱ荒れてたんだなあとカモメたちの方へ目をやると1羽小ぶりの鳥を発見。いやシギじゃん!キアシシギの幼鳥だ!
キアシシギの幼鳥


成鳥は5月の末に見ていましたが幼鳥はこの年初見。幼鳥は羽縁の白斑が点々とあるのが特徴です…っておいそのピンクのゴミ!すげー目につくなあ!
キアシシギの幼鳥


アングルを変えるもピンクのゴミはどうしても写り込みます。ま…まあさっきよりはマシか…。河口までの道のりで見られたシギはこのコだけでしたが、キアシシギを見られただけでもよしとせねば。
キアシシギの幼鳥


お盆期間中は目新しい出遭いは遠目に見たムナグロを除けばハマシギくらい、しかも他の日も天気が悪く全然出掛けられず悶々とする日が続いていましたが、週末はその不完全燃焼感を払拭するほどいろいろなシギたちとの出遭いに恵まれました。中でもあれだけたくさんのアカエリヒレアシシギがいたことには驚きましたね。トウネン以外のシギが一度にあれだけ見られたのは初めてだったんじゃないかな。写真は載せていませんが河口まで砂浜を歩いている途中にも波打ち際から5メートルくらいのところでアカエリヒレアシシギが2箇所ほどで合計15羽くらい観察でき、相当数が石狩浜で羽を休めているようでした。主に沖合で過ごしている分アカエリヒレアシシギは荒天の影響を受けやすいのかもしれません。
あとは地味にソリハシシギが撮れたのはけっこう嬉しい出来事のひとつ。警戒心が薄い個体が単独でいる場合は近寄らせてくれることもあるのですが、近付いた分遠ざかっていくことがほとんどなので…。砂浜バックじゃないことも珍しいですし。
そしてアカエリヒレアシシギやハマシギ、オジロトウネンの混群を草むらを背景に撮れたのはもうね。至福のひとときでしたね。あまりにたくさんいるので目移りしてしまいました。なんという贅沢。夢中になりすぎて思いっきりシリを濡らしながら撮ってました。ついでに腰のバッグに入ってたポケットティッシュもガッツリ水没。からの全滅。予備のSDカードも水没しましたがこちらは無事。でも帰ってきたら20年くらい履いてたズボンがシリから破れててお亡くなりになりました。とさ。

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写真 | 22:16:04 | トラックバック(0) | コメント(1)
猿が浜にやってきた
さー連休からのまた連休!この渡りの時期に連休が続くのって野鳥観察者からするとすげーありがたいですよね!数年前はシルバーウィークで5連休になったのも覚えている方もいるかと思いますが、自分的には2度3連休が来てくれたほうが嬉しい…かな。3日あれば見て回りたいところは見て回れますからね。好天であること前提ですけど。つーかなんなんすか先週の連休は!晴れ間ほとんどなかったじゃないすか!
あとシルバーウィークだったのって3年くらい前だっけ…と調べたら2015年という事実。え?そんな昔?マジで?ちょっと引くよね。年月が経つスピードに。まあ1年しか体感とズレてないんですけど思いのほかショックを受けました。このままだと次にシルバーウィークになる2026年にも「いやなんかずっと先かと思ってたらあっという間に来ましたね~」とかここに書いてそう。怖。もうちょっと密度の濃い人生だったらそうはならないのかな?うーんがんばります!まずは密度というか頻度を上げるところからですかね!よっしゃ更新!

今回更新分は去年の7月21日と28日分!
もうそろそろシーズンなのではと石狩浜周辺に行ってきました。


まずは21日の分から。
いてもおかしくはない頃合いだけどどうかな…と波打ち際をチェックすると…。
おーいるいる!トウネンだ!
トウネン


干潟の水たまりも見ていくとここにもトウネンがわらわらと。
もう結構な数が来ていてちょっと驚き。
トウネン


トウネンの小群を1羽1羽見てなにか別の種類が混じっていないかと探していると…あれなんか一回り大きいのがいる。ハマシギ…じゃないよね成鳥でもこんなオレンジにならないし。えっじゃあサルハマ…シギ…!?
トウネンとサルハマシギ


あまりにもフツーにいるので発見した瞬間はあまりコーフンもしなかったのですが、アタマの中で図鑑で見た特徴と照らし合わせていくうちに徐々に湧き上がるコーフンと喜び。いやサルハマシギじゃん!しかも成鳥!すげーーー!!!
サルハマシギのたぶんオス


サルハマシギといえば北海道野鳥図鑑でもハマシギのページに類似種としての紹介しか載っていないくらいには貴重なシギ。おそらく観察難易度も最高ランクと思われます。
サルハマシギのたぶんオス


水たまりで餌を探していたので水面に背景の草の緑が映るように位置関係を調整。うーんいい感じ。
サルハマシギのたぶんオス


羽繕いも始めてくれました。やはりハマシギにそっくりな仕草。
サルハマシギのたぶんオス


からのふっと前を向く。いやいいんじゃないっすか!?
とりあえずここが撮れてるならもう満足ですありがとうございます。
サルハマシギのたぶんオス


正面からも。おなかのオレンジ色味がよくわかります。
サルハマシギのたぶんオス

斜めのアングルからも1枚。
いきなり理想に近いシチュエーションで撮影することができました。
サルハマシギのたぶんオス


そのままずっと水たまりで撮影していたかったのですが、トウネンたちが飛んでいくとサルハマシギも一緒に飛んでいってしまい見失ってしまいました。なので再び波打ち際まで出てみると…あっトウネンの群れがいる。しかもサルハマシギも混じってる!こっちまで飛んでたんだ!
トウネンとサルハマシギ


波が引いたところでせわしなく採餌。トウネンなどの小型のシギはこうして海水に含まれているバイオフィルムと呼ばれる微細藻類やバクテリアを食べているとのこと。
トウネン


サルハマシギもその中に混じり行動を共にしていました。
背景的にボツにしようかと思ったんですけど一応一緒にいましたよってことで載せておきます。
サルハマシギのたぶんオス


しかしこの群れにも飛ばれてしまいサルハマシギも行方不明に。
とりあえずトウネンたちはまた見つけることができたのでそちらを撮影することにしました。
トウネン


トウネンたちはどのコもオレンジ色味のある成鳥でしたが、夏羽から冬羽への移行具合は個体によってまちまち。なので毎年のことですが色の濃いコを優先的に撮影。このコは首周りはオレンジと言うよりレンガ色ですね。
トウネン


もちろんアタマの片隅にはサルハマシギがあったのでトウネンの撮影もしつつ探していると…。
うおっいるじゃん!
サルハマシギのたぶんオス


泥が盛り上がったところにすっぽりはまったりも。かわいい。
サルハマシギのたぶんオス


すると付近にある水たまりまで来て餌を探し始めました。
周りには草が生えていたので、こちらもまたなるべく緑が入るよう撮影位置を変更することに。
サルハマシギのたぶんオス


というわけで水面がちょっぴり緑に。サルハマシギも若干ふわもこでいい感じ。
サルハマシギのたぶんオス


珍しいシギであるということは前述したとおりですが、サルハマシギとの出遭いそのものもこれが初めて。秋の渡りのシーズン開始早々いきなり初見の種類に出遭ってしまいました。
サルハマシギのたぶんオス


最大の特徴は夏羽が頭部から腰にかけて鮮やかな赤褐色になる点で、同じ夏羽でもアタマと胸は白っぽく、おなかに大きな黒色の斑が現れるハマシギとは大きく異なります。名前の由来もこの赤褐色味を猿の赤いカオに見立てたことから来ているとのこと。
サルハマシギのたぶんオス


そのキレイな赤褐色も成鳥の夏羽にのみ見られ、冬羽や幼鳥は白っぽい地味な色合いで同じ羽衣の頃のハマシギとも大きな違いがなくなってしまいます。なのでサルハマシギに出遭えた事自体ラッキーな出来事なのですが、割合的にも成鳥の少ない秋のシーズンにこれほどに夏羽が残っているコにお目にかかれたのは幸運中の幸運…だったのではないでしょうか。
サルハマシギのたぶんオス


雌雄で夏羽の鮮やかさにも差があるようで、オスのほうがより濃いめの赤褐色になるとのこと。じゃあこのコはというと繁殖期の過ぎた7月というのもあって換羽が進んでいるため完全な夏羽ではなく、特にカオあたりは冬羽の白い羽毛に変わっているためなんとも判別がムズかしいところ。ただメスは灰色味が強く、胸から腹にかけてここまで広く赤褐色は広がらないハズ…ですしたぶんオス…なんじゃないかな。希望的観測も多分に含んでものですけど。
サルハマシギのたぶんオス


水たまりでしばらくの時間採餌していましたが、時にはおなかをついついと。
なんかすげーやわらかそう。
サルハマシギのたぶんオス


サルハマシギが国内で観察されることが少ないのは日本が渡りのルート上に位置していないため。オーストラリアや東南アジアで越冬し、繁殖地のシベリア北部までは日本を通らずインドネシアや中国北東部といった大陸側を通ることがほとんどであり、日本を経由する個体はまれのようです。このルートを用いるのはほかにソリハシセイタカシギやヘラシギ、亜種も含めるとコシジロオオソリハシシギなどがおり、やはり国内では珍しい種類ばかりなのがわかります。
サルハマシギのたぶんオス


気が付けば周りにはカメラを持ったひとたちが数人。どうやら数日前からここに飛来していたようで、ウワサを聞きつけたひとたちも集まっていたようです。段々と南中して目に光も入りづらくなってきそうでしたし、十分に撮影はできたのでここらで移動することに。
サルハマシギのたぶんオス


その前にトウネンも近くにいたのでこちらも撮影。
流木の中に紛れていると色味も似ててうまく溶け込んでいます。
トウネン


草むらの方からは美しいさえずりが聞こえたので辺りを探してみるとノゴマを発見。いやここでもさえずってるの?渡来数多めな年ではありましたが…その分遅れて繁殖する個体が目に付きやすかったのかな…。
ノゴマのオス


河口の方まで足を伸ばすと3羽のメダイチドリを発見。しかし警戒心が強く20~30メートルほど間隔を開けて近付いた分離れていきます。うち1羽はオスだったのでなんとかそのコだけでもどうにか…と撮影を試みましたが載せられるのはせいぜいこの1枚くらい。なんとも手強い相手でした。
メダイチドリのオス



続いて28日分。
前の週同様この日も石狩方面へ。すると浜に着く前に1羽のホオアカを発見。…ってなんかいやにキレイに見えるコ。今までに出遭ったホオアカの中でも3本の指に入るくらいには上品な色合いです。
ホオアカのオス


浜へ到着しまずは干潟の様子を見てみると…おぉっけっこうなんやかんやわちゃわちゃいる。
ほとんどはトウネンだけど…コチドリも何羽かいるっぽい。
コチドリの幼鳥


小群の中にいたコチドリはすべて幼鳥。
トウネンの群れに紛れているようでもなんとなくはコチドリ同士で行動しているようでした。
コチドリの幼鳥


こっちのコは色が淡めでシロチドリっぽいコ。でもコチドリ。
コチドリの幼鳥


水たまりの方も見てみると…。…!?あれは…。
うおぉーっ!!ア…アカエリヒレアシシギの成鳥じゃん!
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


これまで幼鳥は何度か見てきましたが成鳥はこれが初見。うわあぁぁめちゃめちゃキレイ!
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


しかし見つけたのも束の間、すぐにどこかへ飛んでいってしまいました。
マ…マジっすか…せっかく出遭えたのに…。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


心残りがあるまま波打ち際を見ていくとすぐそばの海水が溜まった別の水たまりになにやら鳥の気配。…ってさっきのアカエリヒレアシシギ!こっちに飛んできてたんだ!やった!
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


今度は飛んでいかないよね…?…ね?と祈りながら徐々に接近、そしてひたすら撮影。
というわけで以下しばらくアカエリヒレアシシギの写真のターンです。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


全体的に淡色な幼鳥しか見てこなかったので名前の由来にもなっている襟元…もとい頭側から胸にかけてオレンジ色をしている成鳥は見たことがありませんでしたしまさか見られるとは思っていなかったのですげー嬉しい。アカエリヒレアシシギってこんなにキレイなんですね…。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


もふっと腰を下ろし唐突に休息。かわいい。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ついついと羽繕いも始めました。一連の流れを差分にして掲載。
いやもう嬉しすぎたのでビミョーな変化でも載せてしまいます。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ぶるるっと羽毛を立てたり。特に尾羽がぶわっとなってます。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


からのスッ。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ふくらみ始めて…
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


モコモコッ!はいここもかわいい。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


正面寄りのアングルで。カオはヨコ向いてますけど。こうして見ると体型はカモ類に近い舟形のようになっており、水面に浮かび泳ぐのに適したフォルムであることがわかります。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


というのもアカエリヒレアシシギは主に海上で見られ、歩くよりも泳ぐことのほうが得意なシギのなかま。現在はシギ科のヒレアシシギ属に分類されていますが、2012年に日本鳥類目録が第7版に改定される前まではヒレアシシギ科という別個の科に分類されていたほどシギの中でもちょっと変わった立ち位置にいる種類です。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


そんな泳ぐのがメインのシギなため、足には特徴的なひれが付いておりこちらも名前の由来となっています。この写真でもちょっぴり確認できますね。赤い襟でひれの付いた足のシギだからアカエリヒレアシシギ、と。うーん単純明快。もし現代のわかものにクソ雑なネーミングと言われてもこれじゃ仕方ないよね。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


もうひとつ特徴的なのは海にいてあまり目にすることがないからか、にんげんに対して警戒心が薄い個体が多いということ。実際これまで自分が見てきたアカエリヒレアシシギはほとんどのコが目の前でマイペースにぷかぷか浮いてたり一心不乱に採餌していましたし、写真のコもすぐ目の前で水たまりの縁を行ったり来たりしていました。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


シギのなかまは雌雄同色なのがほとんどですが、アカエリヒレアシシギは雌雄異色な上メスのほうがキレイという野鳥全体で見ても非常に変わった特徴があります。これは一妻多夫の繁殖形態でメスはオスと交尾し産卵した後すぐに別のオスと繁殖を行い、抱卵、育雛もオスが行うからだとか。なぜ雌雄の役割が逆転したかまで触れている記述は見つからなかったので不明ですが、同じ特徴を持つタマシギはオスのほうが数が多く、たくさんいるオスに子育てをしてもらったほうが自分の遺伝子を残す確率が上がるため一妻多夫の形態をとっている…とのことだったのでアカエリヒレアシシギも卵から生まれてくる雌雄の割合がオスのほうが高めだからなのかも。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ではこのコはオスとメスどちらなのかというと…頭側や胸のオレンジ色とアタマから背にかけての黒色は濃いめですしメス…なんじゃないかなあ。図鑑などに載っているメスの写真はもっと各部のコントラストがハッキリしているものも見受けられますが、サルハマシギと同じく7月ということで換羽が進んでいることも考慮するとメスの可能性が高そう。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


撮っている側の方にも奥の背景のような細かい流木が一面に広がっており踏んだ感じもすごいふかふか。警戒心は薄めだったとはいえより安心してもらえるように匍匐姿勢で撮影していましたが、なんかそこにいるだけで気持ちよかったのを覚えています。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


水たまりには太めの流木も浮いており、その周辺も頻繁に歩いていましたが足元が隠れちゃうのでちょっとね。なるべく流木の方に来ていない時に撮るようにしていました。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


腰のあたりには黒斑が散在しています。幼鳥には見られない特徴かな。
とっぷりと水に浸かっていないからこそ見える部分ですね。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


こっちに前進してきたシーン。ひれの付いた足がハッキリ確認できます。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ポチっとある眉斑も目を引くポイント。なんか黒い柴犬みたい。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


さらにずりずりともうちょっとだけ接近。大丈夫…かな。
特に気にしてる感じはないっぽいし大丈夫そう。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


ほかのシギたちの鳴き声に反応し、周囲を窺う場面も。
オレンジの部分の換羽具合がよりわかります。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


そしてキレイなフォルムになるアングルになったところをもう1枚。おーけっこういい感じなのでは?足のひれも写ってるし、目に光も入ってる。水際を歩き回っているところをアホほど撮っていましたがコレが一番しっかり撮れてるんじゃないでしょうか。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


からの小首かしげ。目の光もちょっとおもしろい入り方をしています。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


…と、ひたすら水際を歩いていたと思ったらふいに水たまりの中へ。うおーマジっすか!いいんすか!?そんなところまで見せてくれるんですか!?さっきよりもずっと近い距離でピントも合わせられてるか不安な中シャッターを切ると…う…うおー撮れてる!これぞアカエリヒレアシシギ的な画!俯角も浅くてバックもよくボケてる!イエス!
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


さらにまだまだ近付き目の前でぷかりと静止までしてくれる大サービス。もう昇天しそう。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


極めつけはそこからのふっくらしたリラックス状態。あーーーーーー幸せ。目にも光が入ってる!晴天で水面も青々としてる!ピントもバッチリ来てる!これから先もうこの写真以上のアカエリヒレアシシギの写真は撮れないんじゃないかってレベルの一瞬をしっかり残しておくことができました。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


羽毛をもうちょい膨らませもふもふっと。ここもかわいい。
ちょっと前に水際で見せてくれたのを水上でも見せてくれました。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


このまま水たまりの中を泳ぎ回るのかと思いきや、また陸に上がって水際をちょこちょこ動き回り始めたのでこっそりと後ずさりしこの場を離れることに。たっぷり色んな場面を撮らせてもらいました本当にありがとうございました。
アカエリヒレアシシギのたぶんメス


アカエリヒレアシシギに別れを告げた後は干潟の散策を再開。
着いた時に見かけたトウネンの群れも飛び去ることなく留まってくれていました。
トウネン


前の週と同じく群れはすべてが成鳥。警戒心も幼鳥よりはあるのである程度近付いた後はじっとして向こうから近付いてくれるのを待ちます。
トウネン


脚をスッ。
トウネン


この日は全部で10羽くらいの群れでこの間に比べると少し少なめ。
それでも群れを成している光景はいつ見ても軽くカンドーを覚えます。
トウネン


最初はちょっと距離がありましたが段々と近寄ってきてくれます。
そういう時でも撮るのは一番近いコ…ではなく夏羽が多く残ってて色味の濃いコなんですよね。
トウネン


せわしなく採餌しながら向かってくる中、時にはこんな場面も。すげー仲睦まじそう。そこに食べ物があったのかな。右のコはこんな体勢ながらも目に光が入っているのが地味に嬉しい点。
トウネン


成鳥はお盆くらいまでは見られますが、やはりより早い時期の7月中のほうが夏羽を残しているためキレイなコが多めな印象。オレンジ色味のほかにも胸の褐色斑があるのが成鳥の特徴で、ここも個人的にはけっこうカッコいいポイント。
トウネン


最終的にはこのくらいまで近付いてきてくれました。
ていうか寄ってきすぎてピントが合わなくなるくらい。
トウネン


離れた場所にもトウネンを発見。こちらは2羽のみでひっそりと行動していました。
トウネン


なんかかんかん照り感がスゴいですね。まだ9時前だったんですけど。
このコは肩羽が何枚か薄い灰色の冬羽に換羽しているのが見てとれます。
トウネン


砂利道の方には1羽の鳥の姿が。さっきの淡めな色のコチドリ…だよね?よく見かける色合いじゃないと色々と誤認しそうで紛らわしい。日が高くなってきたせいで目に光がほとんど入ってません…がよく見るとちょっとだけ入ってます。いやこれじゃ入ってないのと同じか。
コチドリの幼鳥


気温も上がりぽかぽかで気持ちいいのかやたら眠そう。
うつらうつらしていた上に片足までしまいはじめちゃいました。
コチドリの幼鳥


そして腰を下ろし本格的に休息の体勢。
周囲の様子を探っていた時に少しの間だけ目に光が入ってくれました。
コチドリの幼鳥


干潟を離れ海岸線を歩きますが一向にシギもチドリの姿も見えません。
こりゃ完全にフラれたかな…と河口までたどり着くと…なんかいる!ミユビシギだ!
ミユビシギ


遠浅というほどでもないんですけど河口の突端から20メートルくらい浅いエリアが細く伸びていて、そこでも採餌をしていました。なんか水と砂浜がすげーキレイに写ってますね。
ミユビシギ


時刻はすでに12時くらいになっておりミユビシギの撮影はもうとにかく陽炎との戦い。
そんな中でもバチッと解像してくれたこの写真が一番のミユビシギ写真…ですかね。
ミユビシギ


そういうわけでボツ写真も大量に量産。こちらも若干メラってますが…まあ許容範囲かな。
ミユビシギ


このミユビシギもカオに褐色味が見られ、胸にも黒褐色の斑がある成鳥。
トウネンによく似ていますが一回り大きく、肩羽はモノトーンな配色なのが特徴です。
ミユビシギ


もっちりと座り込んで休んだりも。
目に光は入ってませんし陽炎のメラメラも少なからず見受けられますがせっかくなので掲載。
ミユビシギ


波が打ち寄せる場所ではせわしなく採餌し撮影に手こずるミユビシギも休息しているときは絶好のチャンス。ちなみにすぐ横にはトウネンがおり、2羽で行動していました。
ミユビシギ


からのチラッ。休んでるときも上空への警戒は怠りません。陽炎には悩まされましたが、最後の最後で出遭いもあったので砂浜をひたすら歩いた苦労も報われました。
ミユビシギ



一足早めに向かった浜辺では夏羽を残したシギとチドリがたくさん見られ、中には道央エリアでは渡来数の少ないサルハマシギや鮮やかな夏羽を多く残したアカエリヒレアシシギなども見ることができ予想以上に貴重な出遭いがありました。
まずはサルハマシギ…ですよね。数年に一度くらいの頻度で石狩周辺での目撃情報があったりしますが、まさか遭遇できるとは思っていなかったので驚きでした。基本週末しか動いていないというのもあり、もし飛来したとしてもそうタイミングが合うものではないと思っていたのでそういう面でも縁があった出遭いだったのではないでしょうか。成鳥の夏羽なんて今後もそう多く見られるものではなさそうですが、雌雄の色合いの差についてはもう少しキチンと把握しておきたいので願わくばこれから先もこの目で観察して個体差の比較ができる機会があればいいなと思います。道央付近に限らず国内のほかの渡りの中継地での情報でも場所と日付と換羽の状態から今回見られたサルハマシギの雌雄を断定するための手がかりは得られると思うので、全国まで目を広げて飛来情報をチェックするのも有効かもしれませんね。
アカエリヒレアシシギは発見後まもなく飛ばれた時はそれはもう深い悲しみに襲われましたが、結果的にめちゃめちゃじっくり撮らせてもらえたので一転至福のひとときとなりました。猛禽類が上空を飛んだり海でのレジャーを楽しんでいる方々が近くを通ったり…などのアカエリヒレアシシギの刺激となるようなこともなく、何者にも干渉されない一対一での撮影ができたのも今回の成果に繋がったと思います。天気もすごいよかったし。あまりのアカエリヒレアシシギへの感謝から、立ち去る時は深々とおじぎをしてありがとうございました、と一言残してその場を離れたのはここだけの秘密。キレイな夏羽を見せていただき重ね重ね感謝いたします。またご縁がありました際はよろしくお願いいたします。それでは、失礼いたします。

写真 | 14:03:59 | トラックバック(0) | コメント(2)
森に青葉が茂る頃
風もすっかり秋めいて、暦も9月となりました!つまり今年もあと4ヶ月を切ったということに。5月からだったとはいえ…令和元年…あっという間に終わっちまいますねこれは…。
道民にとって9月といえば去年の胆振東部地震のことを思い出す方も少なくないはず。6日で丸一年を迎え、テレビでは当時を振り返る特集を組まれていたりもしました。ブラックアウトからの一日近い停電状態、そして店頭から食料が消えるという経験は自分としても強く印象に残っています。電気が使えない不便さ、食べる物がないことへの不安はこれまで経験したことがないものでしたしこれからもないことを願いますが、自宅周辺から見上げた星空がめちゃめちゃキレイだったことはちょっとしたカンドーものでした。
電気やガス、水道はまさにライフラインなんだなあと痛感する出来事でもありました…が災害から年月が経ってしまうとそのありがたみも忘れていってしまいがちなんですよね。数日前から現在まで千葉での台風の被害が連日報じられているので再認識したばかりかとは思いますが、インフラの恩恵を受けて当たり前に日常生活が送れることへの感謝を忘れず、震災によって得られた教訓を風化させないためにも9月は毎年気を引き締め直す節目の月にしたいですね!ってことで更新!

今回の更新は去年の7月前半分!石狩…と久々に遠出をして苫小牧へ行ったときのものです。うーんここで震災前後の8月末~9月中旬あたりの写真を持ってこれたらちょっとだけよかったんですけどね!すいませんね!ホント!


ではまず7月の8日分から。
とりあえず北の方かな…と石狩方面まで足を伸ばすとイタドリ地帯でホオアカを発見。
色味が薄いのでメスですね。
ホオアカのメス


クチにはバッタのような昆虫をくわえています。7月は野鳥にとって子育ての真っ最中の時期ですし、このコもお腹をすかせたひなの元へ向かう途中だったようす。
ホオアカのメス


その先ではノビタキのメスの姿も。5月から6月初旬のさえずりがにぎやかな時期は草原性のどの野鳥もメスの姿はあまりお目にかかれなかったりしますが、ひなへの給餌は雌雄両方で行うため7月は姿を見かける頻度こそ減りますがメスとの遭遇率は少し高まります。
ノビタキのメス


ノゴマのオスもイタドリの上にいるのを発見。
まださえずっていましたがお相手が見つかっていないのでしょうか。
ノゴマのオス


民家が立ち並ぶすぐ横の道を通っていると電線にころんとしたシルエットが。おぉっモズだ!
モズのオス


アスファルトの上に出てくる昆虫を狙っているようでした。付近には身を隠せる木や草むらも所々にあり、思いのほかモズにとっても暮らしやすい環境なのかもしれません。
モズのオス


そしてとりあえずこの日の目的地にしていたアカモズが見られそうな場所へ到着。ここは前の年にもアカモズが確認できたのでもしかしたらこの年も同じ場所にいるのでは…とちょっとだけ期待しつつ周囲を窺うと…うおーいる!もういる!でも逆光だしどうしようかな…と思案していると目の前を横切り順光側に飛んできてくれました。いやマジっすか!?死ぬほどありがたいんですけど!?
アカモズのメス


警戒心はそれなりに強いはずのアカモズがにんげんのすぐ横を通ったのはどうやら採餌のためだったようす。先程のモズと同様に熱心に地上にいる昆虫を探していました。おかげでこの年も空抜けにならずそれなりの距離でアカモズの写真を撮ることができました。ありがとうございました。褐色がかった白いおなかと、アタマから背にかけての栗色がキレイな鳥ですよね。
アカモズのメス


別の枝に留まったところも撮れました。ここは前の年にもよく留まっていた枝でもあります。
アカモズのメス


せっかく来たんだしと一応河口も見に行くとオジロワシの幼鳥を発見。
2年目か3年目くらいかな。虹彩が茶色っぽく見えるので2年目かも。
オジロワシの幼鳥


それからはアカモズのところに戻ってしばらく腰を据えて待ってみることに。すると1羽のアカモズがやってきました。明らかにおでこの白色部が広いのでオスと思われます。
アカモズのオス


さらにもう1羽飛来。おおー。こっちは白い部分が狭いしメスかな。
アカモズのつがい


日が高くなってからは陽炎の影響も懸念される上、光線状態がトップライト気味になることからアカモズの観察は切り上げ軽く周囲の散策に留めることに。草原ではノビタキを見つけました…がやっぱりあまり目に光が入りませんね。
ノビタキのオス


帰りに牧場の横を通るとクルマが数台留まっており、何人かがカメラを向けていました。もしかしてと思い確認すると…やっぱりアマサギだ!ここは前の年にもアマサギが見られていた場所だったりするんですが7月に姿が見られるのは珍しいかもしれません。馬に寄ってくるムシを食べるために後をついて回っていて愛らしい光景ではありましたが、逆光な上に距離も少しあったので近づいてきてくれたところを撮って帰路に就くことに。逆光で少し分かりづらいですが、真っ白な冬羽でもおでこのあたりには亜麻色…もとい飴色の羽毛が残っています。
アマサギ



お次は14日に苫小牧まで行った時の写真。
森に着いてすぐ、木の幹に鳥の気配。おっヤマゲラ!
ヤマゲラのオス


7月にヤマゲラを見るのはおそらくコレが初。
そもそも真夏に森へはなかなか足を運ばないんですよね…。
ヤマゲラのオス


この日わざわざ苫小牧まで遠出をしたのはとある鳥の目撃情報があったため。おそらくこの場所であろうと予想して来たはいいのですが確証はありませんでしたしモチロン具体的な場所もわからない状況。さてどうしようかと思いながら歩いているとおじいさんが声をかけてきたのでちょっとお訪ねしてみると、よく目にするという場所まで案内していただきました。もう涙が出るくらいにありがたい。でも今日は見てないので探してみて、との言葉を残しおじいさんは森の奥へ消えていったのでお礼を言ったのちに付近を注意深く探していると…えっ…?…ん…?これってもしや…。もしかしてもしかする!いたーーーーーアオバズクだーーーー!!!
アオバズクのたぶんメス


そういうテンションだったことからもお察しされるかと思われますがアオバズクはこれが初見。実は前の年にもこの森で姿が見られていたのですが、自分が行ったタイミングではつがいで見られていたうちの1羽は落鳥、もう1羽はアライグマに捕食されたとかでその姿を拝むことができず残念な思いをしていました。なのでその分こうして見られたときのカンドーはもうひとしお。遠路はるばる来た甲斐もあったというものです。
アオバズクのたぶんメス


というわけで以下からはずっとアオバズクの写真。見た目通りフクロウのなかまなので日中は動かず眠そうにしているため画自体は大きく変化しませんが、表情は色々なものを見せてくれたので抜粋して載せていこうと思います。
アオバズクのたぶんメス


グイーと伸びをしてくれました。ここちょっとお気に入り。
アオバズクのたぶんメス


もふもふっとなってからの趾のお手入れ。いや~ヤバいっすね。かわいい。
アオバズクのたぶんメス


図鑑や画像検索で見るアオバズクの写真はちょっとコワいカオのものが多くて印象も少しそっち寄りになっていたのですが、このコはやさしい表情もよく見せてくれました。なんか気持ちよさそう。
アオバズクのたぶんメス


とか思ってると警戒してキュッと細くなって目を見開いたりも。
あーうんこれぞアオバズクって感じ。黄色い虹彩はやはり猛禽類のそれですね。
アオバズクのたぶんメス


基本的にウトウトしていることがほとんどなため目を開けたときのみ写真を撮るようにしていると…あれなんかすごいかわいい表情してない!?光の加減もちょうどよく、アオバズクの向きも背景の葉の入り具合もいい感じ。これがこの日一番のアオバズク写真でしょうか。
アオバズクのたぶんメス


アオバズクの名前の由来は写真にも写っているように木々の青葉が茂る頃にやって来ることからきています。まさに夏の訪れを告げる鳥ですね。一昔前はもう少し身近なフクロウだったみたいですが、近年は営巣に用いられるような樹洞のある大木が残っている森が減っているほか、越冬地の東南アジアの開発なども加わり数を減らしているとのこと。さらに北海道では本州よりも見かける機会も少なめなので、こうして無事に苫小牧の森に姿を見せてくれたのは本当にありがたいことです。
アオバズクのたぶんメス


そしてまたもふもふに。まさに寝起きといったようなような表情。
アオバズクのたぶんメス


胸の縦斑も羽毛がバラけると一枚一枚の模様がハートっぽい形になっているのがわかります。
意図しないかわいい&おしゃれポイント。
アオバズクのたぶんメス


うおっなんという目ヂカラ。
頭骨のへりに沿ってある眉のように見えるシワがよりインパクトを増しています。
アオバズクのたぶんメス


全体的な色味は少し薄めに見えるのでメス…かな。アオバズクはオスのほうが色が濃いようですが、濃淡は雌雄でそこまでハッキリしていませんし個体差もあったりするので並んでくれでもしないとちょっと判別がムズかしそうです。上で触れたハートに見える羽毛の斑があるとメスである、という記述もネット上には散見されますが、雑誌などではオスとして載っているアオバズクにもハート型の斑があったりするのでそれはちょっとアヤしそう。
アオバズクのたぶんメス


アタマにはまぶしく照りつける木漏れ日が。
昼近くになってきたことで日差しも徐々にキツくなってきています。
アオバズクのたぶんメス


写真では結構大きく見えますしもふもふしてると余計にそう見えがちなんですが大きさは30センチほどとフクロウ類の中ではちょっとだけ小さめ。見つけたときもこんなにちっちゃいんだ、とイメージと実際の大きさのギャップに驚きました。
アオバズクのたぶんメス


アオバズクはメスのみが抱卵をするとのことなので、こうしてメスと思われるコが表に出てきているということはすでにひなが孵っているということに。前の年にもこの付近でアオバズクの姿が見られていたようですし、近くに営巣している樹洞があるようです。
アオバズクのたぶんメス


日もだいぶ高くなり、光線状態もなんだかビミョーになってきたため正午を回ったあたりで潔く切り上げることに。最後はちょっとウインクっぽい1枚。…まあ右目ちょっと開いてるんですけど。ウインクがニガテなひとみたいになっちゃってますけど。
アオバズクのたぶんメス


7月といえば鳥枯れの季節真っ只中なためなかなか出遭いがなかったりするんですが、去年はアカモズとアオバズクのおかげでこうして前半分だけで記事にできるほど写真を撮ることができました。
アカモズに関しては2年連続同じ場所で観察ができたことでアカモズの観察ポイントとしての確信を得られたので、今後はもう少し立ち寄る頻度を上げてもいいかなと思っています。アカモズの観察場所はこれまでこれといって決定的なところがなかったんですが、もしかするとここがそういう場所になるかもしれません。
そして初見だったアオバズク。いやもうめちゃめちゃ嬉しかったですね。2年越しということもありますし、愛嬌のある顔立ちのフクロウ類であったことや個性的な見てくれであったことも含めて余計に。どうやらこの年は無事に繁殖も成功し巣立ち雛も見られたようですが、そうなるとひとも多く訪れていそうでしたしアオバズクが撮れただけでもう十分だったので撮影には行きませんでした。今年は飛来したというウワサも流れていなさそうだったのでおそらく見られなかったのだと思いますが、環境に注目すると繁殖できる樹洞がある森であることに加えて餌となる蛾があちこちで見られたんですよね。円山や西岡など自分がよく行く森と比較してもずっと多かったように思います。あぁこりゃアオバズクも来ますわというレベルで。なのでアオバズクがやって来るほどのポテンシャルは十分に有していると思うので、毎年のようにアオバズクが来てくれるようになること、そしてその環境がこの先何年も維持されていくことを願っております。この年はこことはまた別の方角にある場所でもアオバズクが見られていたようですし、北海道でもあちこちで姿が見られるようになればいいですね。
ちなみに苫小牧までは電車とタクシーで行ったんですけど、タクシーの運ちゃんに行き先を告げるとほとんど言われたことがないと驚かれていました。まあそうっすよね…タクシーで森行くやつってそんないないっすよね…。

さて次回は7月後半分!ホントはひとまとめにしようと思ったんですけどまたなんか長くなりそうだったので分割しました!なので次回分の作業はすでにまあまあ進んでるんですよね。連休も続きますしそう間が開かないうちに更新できる!ハズ!

写真 | 09:31:30 | トラックバック(0) | コメント(3)
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